北京
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【ちょっと気になる】
双循环经济(shuāng xúnhuán jīngjì)双循環経済
直訳すると、二つの循環する経済。その内訳は、国内の経済活動を指す「内循環」と、中国と外部世界との経済連携を指す「外循環」です。
このコンセプトが初めて中国で登場したのは、今年5月15日付の中国共産党の機関紙『人民日報』の報道でした。「双循環」の提唱は、国際貿易への依存度を下げつつ、国内経済を強めていこうとする意志を表しています。
このコンセプトの提唱に至った背景には様々な要因がありますが、大きな一つは新型コロナウイルスの感染拡大によって外部経済の循環が楽観視できない状態になっていることでしょう。また、中国の経済・技術発展を米国が妨げていることや、一国主義と保護主義が世界的な台頭もあります。そのため、中国は長期的な計画を立てることを余儀なくされています。
国内経済の強化においては、消費の刺激が有効とされています。経済をけん引する消費の力を高めるため、所得の増加や収入配分の最適化が求められます。これは、サプライサイド改革の深化とデジタル経済のイノベーションと発展が必要となってくることを意味します。
これによって、中国は鎖国の方向へと向かうのではと懸念する人もいるかもしれませんが、その心配はありません。中国は過去40年間の対外開放によって得たものは非常に大きいと考えています。ですから、これからの歩みも国内の強化と対外開放の両輪で進めていくことになるでしょう。
【キーワード】
内味儿(nèiwèier)あの感覚 あの匂い=那味儿(nàwèier)
〈意味〉
「有那味道了(あの匂いがする)」を北京語でいうと「那味儿」となります。また、北京語では「nà」の発音を「nèi」と読む場合があるので、「nèi」と発音が同じ「内」という字を書くこともあります。なので「内味儿」という表記も次第に使われるようになりました。あの匂い、あの感覚という意味で、やり方や言動、雰囲気などが特定の人や事に似ている、あるいはそれらしいという時に使われます。
〈使い方〉
七月车市回顾:大国企大变化 内循环“有内味儿”
(7月の自動車市場を振り返る 大手国有企業に大きな変化 内循環のムード漂う)
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1674080276070700801&wfr=spider&for=pc
方言或成国产动画标配?有了方言,才有内味儿了!
(方言が国産アニメの標準仕様になるか?方言だからこその味がある)
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1669440677243217354&wfr=spider&for=pc
首份北京米其林榜单出炉,为何有网友觉得“没内味儿”?
(初の北京ミシュラン・グリーンガイドがお目見えも、ネットでは「らしくない」の声?)
http://www.nbd.com.cn/articles/2019-11-30/1390173.html
漫威版奥特曼来了,官方形象很真实,网友:有那味儿了
(マーベル版のウルトラマンが登場 公式イメージはリアルな仕上がり ネットからは「ウルトラマンらしさがある」との声)
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1660151987160734624&wfr=spider&for=pc
中国版和韩国版都“没那味儿”,日版《深夜食堂》终于要回归了!
(中国版にも韓国版にも無い“あの感じ”、日本版『深夜食堂』がまもなく回帰!)
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1647172497980548105&wfr=spider&for=pc