北京
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テルモ社から武漢市内の医療機関に寄贈された防疫対策物資(テルモ社より提供)
新型コロナウイルスが世界での感染拡大が続く中、第3回中国国際輸入博覧会の医療器械・医薬保健エリアに多くの注目が集まっています。本部が日本にあるテルモ株式会社にとって、今回が3回目の出展となります。
同社の柴崎崇紀中国総代表は6日、中央広播電視総台(チャイナ・メディアグループ/CMG)の取材に対し、「輸入博が重要なビジネスチャンスであり、来年の出展も決意している」と話しました。
日本テルモ(中国)投資有限公司の柴崎崇紀董事長(撮影:王巍)
柴崎総代表は、「輸入博は開かれたプラットフォームで、テルモ社の製品はこれまでの輸入博でしっかりと展示・PRができた。輸入博を通じて、中国のヘルスケア事業に寄与したい」と表明しました。
情報筋によりますと、今年初め、新型コロナウイルスの感染拡大の初期では、テルモ社本社と中国支社は武漢市の雷神山病院、火神山病院などの指定医療機構に一連の医療機器や防疫対策物資を速やかに寄付しました。中には、当時中国で正式に発売される前の体外式膜型人工肺(ECMO)も含まれていました。柴崎総代表は「日中友好の証として、一人でも多くの人命救助に役立てたかった」と寄贈に寄せた思いを語りました。