北京
PM2.577
23/19
「一地一品」賀蘭山東麓、世界レベルの寧夏ワイン(後編)
寧夏ホイ族自治区のワイン産業は、賀蘭山東麓の「天の時・地の利・人の和」に恵まれ、中国ワイン製造の新勢力として立ち上がっています。「天の時」は賀蘭山東麓の気候のことですが、転じてワイン消費市場の爆発的な成長を意味します。「地の利」は賀蘭山東麓の高品質のブドウ栽培に適する地理的条件です。「人の和」は政府・事業者・労働者の努力と連携のことです。
自治区にあるほとんどのワイナリーは、フランスからブドウの苗木を購入してきました。赤ワイン製造のブドウ品種として、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・ギャニスチ、マルセラン、白ワイン製造のブドウ品種として、シャルドネ、リースリング、ヴェルシュリースリングなどを厳選したブドウ畑に植え、栽培していますが、特にマルセランという品種のブドウで造られたワインは、非常に美味しいため、これから現地のワインづくりの主力品種となるとのことです。
実は、自治区にとってワイン産業を育てることは美味しいワインを作るだけではなく、雇用創出の効果にもつながります。農村部の動労者は、ワイナリーで働くことでお金を稼ぎ、生活を改善したほか、一部の貧しい農家は貧困状態から脱却することができました。寧夏のワイン産業は、少数民族地域の経済発展と社会の安定にも大きな役割を果たしています。
今日の番組では、ハルオが寧夏のワイン産業を取材した時に訪ねた、有名なワイナリー(嘉地酒園、西鴿酒荘など)をご紹介します。皆様、ぜひ、お聞き逃しのないように!(まとめ:任春生)