北京
PM2.577
23/19
昨年8月のヴェネツィア国際映画祭にも出品され、第20回東京フィルメックスで最優秀作品賞に輝いた中国映画『羊飼いと風船(原題:気·球)』が2021年1月22日に日本で一般公開されることが決まりました。
この作品は、『轢き殺された羊(原題:撞死了一隻羊)』によって2018年ヴェネチア国際映画祭のオリゾンティ部門で脚本賞を獲得し、第19回東京フィルメックスのコンペティション部門で審査員特別賞を受賞したチベット族監督・万瑪才旦(ペマ・ツェテン)の2019年の新作。万瑪才旦はチベット三部作『静静的嘛呢石』『尋找智美更登』『老狗』で知られ、「チベット映画のパイオニア」と呼ばれています。今作は、同じくチベットを舞台にしたもので、子供たちのあるいたずらによって家族の間にさざ波が起こり始める様子を描くもので、チベットの大草原で暮らす家族を通して信仰と現実のあり方について考えさせる作品となっています。主演は、『轢き殺された羊(原題:撞死了一隻羊』のチベット族役者、金巴(ジンバ)や索朗旺姆(ソナム・ワンモ)らが続投。中国では11月20日に封切られ、日本では2021年1月22日から東京・シネスイッチ銀座ほか順次公開される予定です。(ミン・イヒョウ、謙)