北京
PM2.577
23/19
関中平原の東側に位置し、小麦栽培の悠久の歴史を持つ陝西省渭南市では、麦わらやトウモロコシの葉を材料とした草編みの技術が今も受け継がれています。2017年12月には地元の民間技芸を代表する「臨渭草編」が中国の第6回省級無形文化遺産プロジェクトに選ばれました。
草編みという伝統技芸を伝承・発展させるため、伝承者は協同組合の設立などを通して、現代人の消費意識に合った多様な草編み製品を開発しています。それらの製品は現在、シンガポールやマレーシアなど海外でも販売されています。
陝西省民間文芸家協会の副主席で、陝西無形文化遺産専門家委員会の委員でもある修建橋氏は、「『無形文化遺産+貧困扶助』は、無形文化遺産の伝承・発揚という面だけでなく、創業による貧困扶助の効果と利益という面からも、陝西省の文化による貧困扶助の重要な注力点となっている」としています。(雲、柳川)