北京
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「一地一品」賀蘭山東麓、世界レベルの寧夏ワイン(前篇)
寧夏賀蘭山東麓国際ワイン博覧会(見本市)が10月22日と23日の2日間、寧夏回(ホイ)族自治区の首府である銀川市で開催されました。開催期間中、中国とフランスワインフォーラム、世界ワイン観光フォーラム、博覧会ワインコンクールなどのイベントも催されました。政府関係者、国内外のブドウ・ワイン機構と協会の関係者、大学など研究機関の専門家、ワイン販売代理、記者など合せて500人がオンラインとオフラインの形で博覧会に参加し、ワイン産業の発展について意見交換を行いました。
賀蘭山東部の山麓地帯(東経105°45′39″〜106°27′35″、北緯37°43′00″〜39°05′3″)は地理的にワインの生産に適しており、日照時間が長く、土壌鉱物が豊富で通気性が高く、高品質のワインの産地として世界に認められています。
2019年末までに、寧夏回族自治区のワイン用ブドウ栽培面積は3万2800ヘクタールに達し、全国の4分の1を占め、中国最大のワイン用ブドウ栽培地、シャトーワイン産地となっています。現在、ワイナリーが101ヵ所あり、建設中のワイナリーも119ヵ所あります。年間1億3000万本を生産し、ワイン産業の生産高は261億元(約4050億円)を超えています。自治区産ワインはこれまでの10年の間に、国際ワインコンクールで金賞だけで1000以上を受賞しています。
ハルオと同僚の謝東記者はこの国際ワイン博覧会を取材したほか、ワイナリーを3ヵ所訪ねました。今日の番組では、寧夏賀蘭山東麓のブドウ栽培に適した地理的条件、ワイン造りの歴史と歩みなどの全体的な状況をご紹介します。(まとめ:任春生)