北京
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ライフマガジン:読書の喜び
話題一:博物館や図書館巡り
いま、休みの日には、多くの中国人が博物館や図書館を訪れています。博物館と図書館へ足を運ぶ人が徐々に増え、博物館や図書館巡りは新たなレジャー文化として中国人の日常生活に浸透しつつあります。過去数十年の間に、中国は公共の文化施設が乏しく、人々の精神的・文化的な生活が貧しい状態から、博物館や図書館の数がますます多くなり、規模がどんどん大きくなり、収蔵品や蔵書もますます豊富になり、設備もますます充実し、それに伴って人々の精神面の幸福感と獲得感もますます上昇するという状態を実現しています。
話題二:オーディオブック
本は「読む」だけでなく、「聞く」こともできます。2013年、携帯で本を「聞く」というのは目新しいことだったものの、わずか数年の間に、それは中国の読書の分野において重要な成長ポイントとなっています。中国では国民の「オーディオブック」の利用率が年々上昇しており、本を「聞く」というのが中国人の読書の習慣となりつつあります。
話題三:親子読書
近年、中国では「親子読書」がますます重視されています。子供の幼少期に書店へ行き、一緒に本を読むことを多くの保護者が当たり前のこととして選択しています。親子読書というのは、保護者と子供とが一緒に本を読むという読書方法のことで、年齢的には、通常は子供が乳幼児から10歳までで、小学校中学年までということになります。全国民読書に関する様々なキャンペーンが展開されており、親子読書も次第にその影響を受けています。さらに、出版界も商機をとらえて、各種児童向け読み物を次々と打ち出し、それによって親の選択の余地も広がっています。