北京
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コロナ禍のため15日から18日にかけてオンライン開催されている「京都国際映画祭2020」では、中国映画『蕎麦瘋長(Wild Grass)』が特別招待作品として上映されています。
『蕎麦瘋長』は「七夕映画」として今年8月に中国大陸で一般公開されたばかりの新作で、1990年代の中国を舞台に夢を追いかけるために田舎街を飛び出した若者3人が運命に翻弄されながら成長していく様子を描く作品で、恋愛模様も織り込まれています。出演者は、映画『七月与安生(七月と安生)』でも主演を務めて台湾版アカデミー賞とも呼ばれる金馬賞(第53回)の最優秀主演女優賞を受賞した周冬雨(チョウ・ドンユィ)と、同賞を同時に受賞した馬思純(サンドラ・マー)、さらに馮小剛(フォン・シャオガン)監督の『芳華(Youth)』(2017)で鮮烈な女優デビューを飾った鐘楚曦(エレイン・チョン)、林超賢(ダンテ・ラム)監督の『オペレーション:レッド・シー(原題:紅海行動)』(2018)や韓寒(ハン・ハン)監督の『飛馳人生(Pegasus)』(2019)などの話題作に立て続けに出演した黄景瑜(ジョニー・ホアン)などです。『蕎麦瘋長』では、今年最大のヒットとなった戦争大作『八佰(The Eight Hundred)』の管虎(グェン・フー)監督が監修を務めています。京都国際映画祭でのオンライン上映は19日(月)午前10時までです。
京都国際映画祭は2014年に始まり、映画以外にもアート、パフォーマンス、工芸、演芸も対象にイベントを開催しています。今年は第7回で、同テーマは「映画もアートもその他もぜんぶ」です。
『蕎麦瘋長』は京都国際映画祭に続きに、27日から11月1日まで開催される「2020東京・中国映画週間」にも出品される予定です。(ミン・イヒョウ、鈴木)