北京
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会場の様子
日本の外交の現状などを記した『日本青書:日本に関する研究報告(2020)』の発表会および日本情勢研究会が15日、北京で開催されました。
『日本青書:日本に関する研究報告(2020)』
『日本青書(2020)』は中華日本学会と中国社会科学院日本研究所が合同で編集し、社会科学文献出版社が出版したものです。今年は「新たな年号の日本と新時代における中日関係の構築」をテーマとして、総括の報告、政治と経済、対外関係、社会と文化、中日関係、付録という6つの部分から構成され、去年の日本の各分野における発展について振り返っています。また、令和時代の開始や新時代における中日関係などをめぐっても深く分析しています。
郭建宏副局長
中国社会科学院科学研究局の郭建宏副局長は挨拶の際に、「現在、世界は百年に一度の未曾有の大きな変化と中華民族の偉大な復興という戦略的全局に直面している。新型コロナ感染症の発生や日本の新内閣の発足という新しい情勢において、日本問題と中日関係への研究をさらに強化する必要がある」と述べました。
高洪会長
中華日本学会の高洪会長は『青書』の過去、現在、未来を分析し、オリジナル性の重視や青年科学研究員の役割の発揮、シンクタンク機能の拡大、青書の影響力の拡大などという目標について語りました。
楊伯江所長(真ん中)
また、中国社会科学院日本研究所の楊伯江所長はテーマ報告を行い、「今回のテーマは年度の特色を表した。2019年は日本にとって史上に前例のない年であり、平成から令和になって唯一の新しい年号に改元された年でもある。本書は日本の情勢と中日関係を結合して分析している」と述べました。その上で、今年の新型コロナ感染症と政権交代を背景にして、来年の『青書』のテーマについても展望を示しました。(取材:シンエン)