【CRI時評】「デマ大全」が米国のコロナ対策失敗の真相を暴露

2020-10-14 13:39  CRI

 新型コロナウイルスの爆発的感染が始まってからというもの、米国の一部政治家はその政治目的から中国に関する虚偽情報を捏造し、拡散し続けている。米下院外交委員会のマイケル・マコール議員(共和党)が先ごろ発表したいわゆる調査報告は、各種虚偽情報を寄せ集め、中国に汚名を着せるよう仕立て上げられた「デマ大全」だ。

 嘘は真実にねじ伏せられるというものだ。中国が新型コロナ対策であげた成果は事実がすでに証明している。一方、米国では感染者数が800万人を超え、約22万人が亡くなった。世界で最も強大で、最も質の高い医療資源を有する国家、米国の感染予防・抑制はこれほどまでに失敗しているのだ。

 米メディアによると、米国では昨年10月に最初の感染者が現れた可能性がある。なぜ米側はただちに気付き、報告できなかったのだろうか。ホワイトハウスの政治家はなぜ、あらゆる手段を使ってアンソニー・ファウチ氏、ヘレン・チュー氏、リック・ブライト氏ら衛生専門家に圧力をかけるのか。一体、何が隠されているのだろうか。

 米紙ワシントン・ポストが指摘するように、米国のコロナ対策の歴史的失敗は米国の予防・抑制活動が「徹頭徹尾の人災」だということを証明している。政治的な計算を科学の上に置くという非道徳的なやり方は、人類の政治文明発展史に深々と刻まれた「傷跡」と呼べるはずだ。

 米疾病対策センター(CDC)元所長は先日受けたインタビューで「米国の指導者と現政権はCDCを脇に追いやり続けている」との批判を口にし、ロバート・レッドフィールド現所長に宛てた書簡では「米国の現在の状況は大量虐殺に匹敵する」と訴えた。

 中国は先日、新型コロナウイルスのワクチンを共同購入・配分する国際的な枠組み「COVAX」(コバックス)に参加すると宣言し、将来のワクチンの公平な配分に新たなエネルギーを注いだ。一方、米国はこの枠組みへの参加を拒否している。マコール氏のような米政治家は中国に汚名を着せる「デマ大全」作りに腐心するよりも、国民を苦しみの海から助け出す方法を考えることに時間を割くべきではないか。(CRI論説員)

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