【CRI時評】一方的制裁を推進する米国の政治家こそ人権を侵害している

2020-10-08 21:44  CRI

 国連第75回総会第3委員会ではこのところ連日、人権問題を巡り激しい応酬が繰り広げられている。まず、米国など一部の少数の国は悪意をもって中国の人権状況を中傷し、中国に厳しく反論されることになった。そして70カ国近くが中国を支持して、米国など一部の少数の国による、人権問題を「表看板」にした中国への内政干渉の策謀を改めて挫折させた。

 このことは国連を舞台として、多国間主義が改めて一国主義を力強く阻止したことを意味する。米国の一部政治家は長期にわたり、国際問題においてダブルスタンダードを推し進め、「人権は主権よりも上位にある」とする看板を掲げて、他国に対して武力の行使や一方的な制裁をしばしば実施してきた。その結果、被制裁国の経済発展や民生の改善能力に深刻な損害を与えることで、人権に対する系統的な侵害を続けてきた。彼らは人類がこの100年来遭遇することのなかった新型コロナウイルスによる感染症に直面して、職務怠慢や職責の不履行で20万人以上もの米国人をわずか数カ月で死亡させただけでなく、感染症対策での国際的な協力を妨害し、厳しい状況にある世界を挙げての感染症対策をさらに困難にした。

 感染症の流行という状況にあって、米国の一国主義や横暴な行為が人道主義の原則に背いており、全世界の何千何万と言う罪のない民衆に重い代価を支払わせていることは間違いない。国連の人権専門家は共同声明で、「人権の維持の名義で実施させる制裁が、実際には人の命を奪い、健康の権利、食べ物を得る権利、生きる権利などを含む基本的人権を奪い取っている。病院が必要とする水や石鹸や電力、物資の輸送に必要な燃料及び食品がいずれも、制裁によって不足している」と指摘した。

 全世界の団結と国際協力は、新型コロナウイルス感染症との戦いに勝利するための、最も有力な武器だ。米国には、国際社会の全てのメンバーによる全面的かつ効果的、効率的な感染症対策を実現するために、一方的な強制措置を直ちに全面的に撤回するよう忠告したい。(CRI論説員)

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