(1)「小康社会に向かう中国人の暮らし」
2020年、それは中国にとって特別な一年。貧困脱却の堅塁攻略戦の決勝の年、小康社会の全面実現における一里塚の年です。今年6月から、貧困脱却に焦点を当てた大型取材イベントが全国規模で行われ、全国900人の記者が8つの重点地域で人々の生活を密着取材しました。
この時間は、特別企画シリーズ「小康社会に向かう中国人の暮らし」をお届けします。
担当:王秀閣
第15回:山村の発展は飲用水の解決から
今日のこの時間は、カルスト地形のため飲用水で困っていた湖北省保康県の変化についてお伝えします...
(2)「56の民族、56輪の花」
担当:孟群
今日のこの時間は、チワン族の民族衣装や伝統的な祝日の「三月三」、ヤオ族の長太鼓などについてご紹介いたします。
チワン族の「三月三」
人口が中国一多い少数民族、チワン族、2010年の国勢調査では1692万6381人おり、東京の人口を超えるものです。チワン族の民族衣装は独自のものがあります。チワン族の服装はデザインがさまざまで、その生地は自分で手織りした布を使うのがほとんどです。女性は普通、青みがかった黒のスカートかズボンに、同じ色の丈の短い上着です。住むところは気温が高い亜熱帯に位置しますから、上着もスカートも丈の短いものが好まれます。
また、チワン族は、歌好きな民族として知られています。旧暦の三月三日に歌垣を行う風習があり、若い男女が歌合戦の形式で集団お見合いをします。現在では、旧暦の三月三日を挟んで、広西チワン族自治区では2日間の休日があり、きれいな民族衣装を身にまとう男女が歌や草笛などを競い合います。二人がこの過程で心が通じ合うことが確かめられれば、互いに贈り物をして付き合い始めます。
ところで、ヤオ族は、踊りが上手な民族として知られ、特に有名なのは長太鼓踊りです。両端が太く、真ん中が細い砂時計のような形をするのはその特徴です。旧暦の10月16日の「盤王節」に長太鼓踊りが盛んに行われます。2008年にヤオ族長太鼓踊りは国の無形文化財として登録されました。