北京
PM2.577
23/19
ライフマガジン:中国で話題沸騰中の「種草経済」
話題一:国家博物館の文物アイスが新発売
最近、中国の博物館はますますブランド運営を重視するようになっています。中で最も好調なのは中国国家博物館と故宮博物院で、以前に売り出した口紅も文房具も大人気でした。また、中国国家博物館はこのほど古代芸人をかたどった陶俑と青銅製のサイの2つの文化財アイスを新発売しました。それぞれ中国国家博物館の「古代中国」館に収蔵されている文物を元にデザインされており、味はチョコレート味と抹茶味の2タイプ。1本15元(250円程度)。発売初日、SNSで200万人以上が「食べてみたい」とコメントしました。文化財とグルメの融合、特別な文化テイストが堪能できますね。
話題二:縄跳びで人生を変えた人
2016年、当時40歳を迎えた呂艶飛は一つ大きな悩みを抱えていました。体重95キロの呂さんは肥満だったため、階段を上る時も息が切れ、仕事の時もしんどさを感じ、自信がなかったのです。なんとかしてダイエットしたいと思った呂さんはある日、公園を散歩している時に縄跳びパフォーマンスをしている人たちを見かけ、その目の回るような見事な動きに魅了され、縄跳びが日課となりました。いろいろと模索しながらも縄跳びをあきらめることなく続けると、半年後には25キロも痩せることに成功し、広場で最も縄跳びが上手な人になり、全国縄跳びのリーグ戦に出場し優勝しました。さらに、中国を代表して縄跳びの世界大会・WJRに初出場し、30歳以上の部でシングルス・3分縄跳びで3位に入りました。
話題三:種草経済
「種」に「草」と書く「種草」は、もともと「草を植える」ことを意味し、ネットユーザーがネットで商品情報を共有したり商品をすすめたりして、見ている人の購買意欲をかき立てる行為を指します。今では、友人の間で商品をすすめるだけでなくなり、好きなものを共有することに喜びを見いだす人々に利益をもたらす可能性があります。自分がいいと思ったものを他の人にすすめ、その人がこうしたプロセスをよしとし、そこから生まれたトレンドを「種草経済」と言います。