【CRI時評】「中国の力」は多国間主義の支え

2020-09-24 11:42  CRI

 「75年前、中国は世界反ファシズム戦争での勝利に歴史的な貢献をし、国連の創設を支えた。今日、中国は同様の責任感で、積極的に感染症との戦いにおける国際協力に身を投じ、世界の公衆衛生の安全を守るために力を捧げていきたい」。中国の習近平国家主席は22日、国連総会の一般討論演説で重要な談話を発表し、中国は国際社会と手を携えて新型コロナウイルス感染症などの世界的な試練への対応に力を注ぐ断固たる決意を表明した。

  現在、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行と世界の百年未曾有の大変局が影響し合い、人類の運命を歴史の岐路へと押しやっている。この特殊な節目において、今回の国連総会のテーマの焦点が多国間主義に当てられているのは、その緊急性と必要性を明確に示している。

 中国は、多国間主義の積極的な実践者として、全世界の感染症の予防と抑制に力の及ぶ限り貢献する。特に目を引くのは、習主席が談話で、中国のワクチンの研究開発が完成して使用された後、グローバル公共財として、発展途上国に優先的に提供すると再び約束したことだ。

 国連が国際問題で中核的な役割を果たすのを支えるため、習主席は談話で、「国連の新型コロナウイルス感染症国際人道主義対応計画に5000万ドルをさらに拠出する」「5000万ドル規模の第3次中国-国連食糧農業機関(FAO)南南協力信託基金を設立する」「2025年までの中国-国連平和発展基金の運用期間をさらに5年間延長する」「国連世界地理情報知識革新センターと持続可能なビッグデータ国際研究センターを設立する」という4項目の措置を発表した。

 百年未曾有の世界的な公衆安全の危機において、一国主義か多国間主義か、対抗か協力か、という選択は、全人類の前途と運命に関わる。感染症の下では、孤島はない。互いに見守り助け合って初めて、感染症と戦う力を結集することができる。(CRI論説員)

 

 

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