北京
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担当:王小燕、斉鵬
「人民英雄」という国家栄誉称号が授与された中国工程院院士・張伯礼氏(写真提供:CCTV)
今日(9月22日)は二十四節気の秋分です。中国では2018年から、毎年の秋分の日が「中国農民豊収節」(収穫祭)に指定されています。今年のこの日も、各地で農業の現代化や「美しい農村づくり」の成果などを紹介するイベントがたくさん開催されました。
こんな中でお送りする今週の番組は「旬な話題」では、今年の京都国際マンガ・アニメフェアに出展した中国の人気漫画家・林帝浣さんこと「小林さん」の漫画を紹介します。医科大学を卒業後、大学で教鞭をとるようになり、コラムニスト、イラストレーター、写真家と多岐の分野で才能を伸ばしている林さん。その漫画のだいご味とは?
(仮訳)町行く人の姿がまばらでも、心には大勢の面影がある(絵・小林漫画)
(仮訳)ダイエットしよう!と何度誓っても、決まってぜい肉を脅かす程度で終わる(絵・小林漫画)
(仮訳)祝祭日はお土産とご祝儀袋のためにあるのではなく、
愛すること、愛されていることを思い出させるためにある(絵・小林漫画)
続いては、新型コロナウイルスとの闘いで優れた貢献をした医師、張伯礼氏の生い立ちと功績をお伝えします。後半の「CRIインタビュー」は、中国日本商会が先週北京で開いた「中国経済と日本企業2020年白書」記者会見での取材内容をお届けします。新型コロナのパンデミックと一国主義や保護主義が台頭する中、中国に進出した日系企業は中国のビジネス環境をどうとらえ、中国市場の見通しをどう展望していますか。
北京スケッチ ブーゲンビリアと凧と秋の空
(9月22日 平文智撮影 北京国際彫刻公園にて)
<お便りの抜粋>
★東京都大田区 三輪徳尋さん
「全国抗击新冠肺炎疫情表彰大会」で、受勲された方々を始めとして、新型コロナウイルスとの防疫闘争のために多大な貢献をしたすべての方々の献身的な活躍がなければ、世界中で、もっと大きな感染拡大となり、早期にワクチンの開発が成果を出すこともできなかったと思います。
日本だけではなく、世界の情勢は、どの様なことになっていたかと考えるだけで本当に恐ろしくなります。改めて心からの感謝を申し上げ、深い哀悼の意を表したいと思います。
小さな相違を捨てて、理性的に偏見を捨て、力を合わせて団結して、未知の病気や災難に立ち向かってゆかなくては、人類は安心して暮らしてゆくことなどできなくなってしまうと思います。
世界中の人が、人類運命共同体の理念を持って、諍いを収め、貧しさを克服して、小康社会で平和に暮らせる日が訪れることを心から願っています。
★ラジオネーム D.D
先週の小燕さんのサービス貿易交易会場の賑やかなレポート、興味深く聴いていました。今週の番組も、盛り沢山の内容で興味深かったですよ。
私は東京から、南の九州に移って在宅ワークですが、地方の九州でも未だ殆どマスクをしています。(日本はロックダウンの規制ではなく、自粛の形ですが、未だマスク着用で、非着用の人は少ないです)
最近は残念ながら殆ど外食していないのですが、今も利用するこちらのカフェは、コロナ以前と変わらず賑わっています。
また、紹介されたクロエジャオ監督と映画「ノマドランド」も大変興味深く、是非観たい映画ですね。映画は、アメリカの2008年のリーマンショック以後、エリート専門職から普通の労働者まで、各層の人々が生活苦で家を失い、車上生活者となった人々を描いている様ですね。日本でも当時、失業しホームレスが増えたり社会問題になりました。
そして今回のコロナ問題で、西側ではリーマンショック以上の経済的ダメージが危惧されており、この映画は益々、今日的テーマを扱うものと感じています。幸い我が家は変わらず生活していますが、余波が来るかも知れず、決して他人事ではないと緊張感を持つ事が大事だと思っています。
★名古屋・ゲンさん
趙婷監督の『ノマドランド』第77回ベネチア国際映画祭金獅子賞受賞おめでとうございます。
又、新型コロナウイルスとの闘いの功労者、鐘南山医師の「共和国勲章」受賞も素晴らしい事ですね。南京鐘山の南に位置している南京中央病院で出生したことから、両親に「南山」と名付けられたというエピソードには驚きました。1937年8月に、自宅が日本軍の空襲で爆撃を受け、瓦礫の下敷きになった南山さんを、お母さんが掘りだして命を守ったという生い立ちに衝撃を受けました。
新型コロナの感染者の治療と感染拡大阻止のため、すぐさま武漢に飛んで陣頭指揮に当たられたと聞いたとき、御歳を考えて、超人的な方だと思っていましたが、筋骨隆々の現在のお姿を見て納得できました。スポーツマンであり、中国を代表する名医であり、又、謙虚な好々爺の一面もお持ちとの紹介に、国境を越えて、人として誇らしく思いました。
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