北京
PM2.577
23/19
①岐阜県美濃市 平野 精一
8月下旬に入り、私の住んでいる美濃市では連日35度以上を観測する日が多くなっています。夜になると熱帯夜の日もあり、途中で寝苦しさの為に目が覚めて冷蔵庫へ行って冷たい飲物を求めることもあります。しかし時々天候が急変して、夕立の日もあり夜になって涼しくなる時もあります。その為、国内のニュースでは、コロナだけではなく熱中症対策が大きく呼び掛けられています。
北京では、北京国際映画祭が開幕したと聴きました。今年はコロナの影響で規 模が縮小されたように思われましたが、国内外から多くの作品が上映されるそうですね。火曜日の「ハイウェイ北京」では、最初に北京国際映画祭の話題を取り上げていましたね。オープニング作品が、32歳の若手監督の作品だそうで150分は思わず長そうと思ってしまいました。また、日本からも作品が参加しているのかについても知ることが出来ました。この中では北京や上海だけではなく、長春でも映画祭が開催されたと言っていましたが、貴国では何カ所でも映画祭が開催されるのだろうと思いました。それでは、またメールを送ります。再見!
②埼玉県比企郡 松本 卓也
中国の七夕は、バレンタインデーのような日でもあるのですね。男性が女性にプレゼントを渡すとのことでしたが、星さんはどなたかにプレゼントを渡しましたか?また、日本のバレンタインデーのように、「義理チョコ」みたいな風習はありますか?
「忖度」は、元々悪い意味ではないという話題が出ていましたが、もちろん元々はいい意味であり、「日本人の心」だとも考えています。いわば、相手を密かに察してさりげなく行う「思いやり」ですよね。でも、日本人の中でもこのいい意味の「忖度」は、年々「死語」になりつつあると私は感じています。言葉で伝えないと伝わらない、言葉に込められた以上のことは考えないなど、「形」あるもの重視の世の中があたりまえになってきたと思うのです。相手の心の中を「推察する」ということ、そういう意味での「忖度」は、私はひとつの美学として必要なものだと考えています。星さんは、どうお考えになりますか?
慶應義塾大学のシミズワカバさんの作文「哈爾浜での過去、そして未来」を拝聴しました。「忖度」は「日本人の心」との話を前述しましたが、まさに日本の戦争被害に遭った方々を「忖度」することは、必要不可欠ですし、実は日本人の得意なことだとも思います。ですから、シミズさんに同感するとともに、一方で戦後75年という時間を考えるとき、私のような熟年者も含めて日本の社会において戦後生まれが大半を占めるようになった今、「戦争責任」ばかりに固執せずにもう少し新しい関係を共に考えていけないものだろうか、という考えが私にあることも事実です。劉非さんは、どのようにお考えでしょうか?
③東京都大田区 三輪 徳尋
日本でも新型コロナウイルスの影響によって、インバウンド観光客の受け入れが停止し、観光産業や飲食業は大変に大きな影響を受けています。そうした中で、日本の田舎の生活を体験する「ギャップ旅行」の企画は、打撃を受けた地方の観光地が、「薄利多売的に安くたくさんの客を呼び込む方式」から「個への付加価値の高いサービスを提供する方式」に切り替えを進めてゆくため、積極的に取り組むべきアイデアであると思います。
日本全国に「ギャップ旅行」を楽しむことができる「可能性」を秘めている田舎は数多ありますが、その可能性を活かして、田舎暮らしの良さを発信できる地域は極めて少ないように思います。地域によっては、極めて強い「地緑」(地域コニュニティ)も残っていて、外部からの移住者など、を無意識的に排斥してしまう傾向が強くあります。地緑コニュニティとしてはなかなか受け入れがたいことを勇気を持って受け入れていかなければ、地域の可能性を活かすことは難しいのだと思います。新しい考えを望むのであれば、外部の人たちの知恵や力を投入することが必要なのだと思います。
以上のお便りを9月9日(水)のラジオ番組「中日交流カフェ」でも紹介しています。 水曜日の「ハイウェイ北京」からお聴き下さい。
ハイウェイ北京・水曜日 https://japanese.cri.cn/radio/wednesday