【観察眼】米の中国国費留学生追放、百害あって一利なし

2020-09-09 14:25  CRI

 米国のノーステキサス大学はこのほど、在学中の中国国費留学生と訪問学者に対して、1カ月以内に帰国するよう通達した。具体的な理由をはっきり説明せず、またも一方的に中米間の文化交流を破壊すると見られる。

 長い間、米国は世界中の人材を引きつける中心地として、中国人留学生を魅了してきた。同時に中国人留学生は米国の経済発展と科学技術分野のイノベーションに力を入れてきたと言えよう。

 感染症の発生以降、米国が出した留学生や移民を対象とした制限措置はこういった人々の心を傷つけている。中国を始め、在米アジア系留学生たちは感染症そのものより、こうした米国側の対応に大きなダメージを受けている。留学を通して視野を広める機会を失い、閉鎖感を受けているにちがいない。

 このほど発表した2020中国留学白書によれば、今年、英国が初めて米国を超えて、中国人留学生の最優先目的地となったことが分かった。米国留学を希望した人の多くは英国、シンガポールを選ぶようになった。

 統計によると、米国にいる留学生の中で中国人留学生の数は最多で、2019年37万人に達し、留学生総数の3分の一を締めている。これは2009年の4倍に当たる数だ。一方で、米国の留学産業の学費総収入は2017年から2018年にかけて、1700億ドルに上った。コロナ禍で、三分の一の米国の大学が赤字状態を続けているのに加え、トランプ政権の相次いだ制限措置により、米国の大学は学費収入の減少や研究活動への支障をますます懸念している。

 米ヤフー社創業者の1人であるJerry Yang (ジェリー・ヤン)氏、YouTube社共同創立者の一人スティーブ・チェン氏ら中国系の人材が米国社会で活躍し、世界に多大な貢献を果たしている。グーグル、フェイスブック、ツィッター、アマゾンなどの米企業にも大勢の中国人スタッフがいる。これらスタッフの多くは留学から就職した人たちである。トランプ氏は感染症の問題、情報安全の問題、経済問題のどれを懸念するのでもない。その結果、収益の減少より、大勢の人材を失うことになるだろう。(CRI日本語部論説員)

ラジオ番組
10月29日放送分
00:00:00/00:00:00
  • ハイウェイ北京<月曜日>の担当者 劉叡琳_fororder_周一刘睿琳130
  • ハイウェイ北京<火曜日>の担当者 王小燕&斉鵬_fororder_周二小燕齐鹏130
  • ハイウェイ北京<水曜日>の担当者 謝東&劉非_fororder_周三谢东刘非130
  • ハイウェイ北京<金曜日>の担当者 劉叡&孟群_fororder_周四刘睿孟群130
  • ハイウェイ北京<金曜日>の担当者 任春生_fororder_周五任春生130
  • ハイウェイ北京<週末篇>_fororder_北京直通车周末篇
特集ダイジェスト
最新コラム
新華社_fororder_12日中友好協会_fororder_11人民網日本語版_fororder_10人民中国_fororder_9中国網日本語版_fororder_8東方網日本語版_fororder_7JAPAN online_fororder_5
UTYテレビ山梨_fororder_4中華網日本語版_fororder_3東方通信社_fororder_2中国百科検定_fororder_132959111934859451北京観光_fororder_1
王巍