北京
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世界観光都市連盟(WTCF)が主催した世界観光協力と発展会議が5日午前、北京国家会議センターで開かれました。本会議は2020年中国国際サービス貿易交易会(CIFTIS)の期間中に唯一国際組織が主催した会議です。今年のテーマは「観光の再開 繁栄の再創出」で、会議は開幕式、基調演説、研究成果の発表、テーマフォーラム、観光投融資会議、業界ビジョンなど6つの部分からなります。
世界観光都市連盟(WTCF)理事会会長を務める
北京市陳吉寧市長があいさつを行う
開幕式では、世界観光都市連盟(WTCF)理事会会長を務める北京市陳吉寧市長があいさつを行い、コロナ対策の国際協力、グリーンかつヘルシーな観光様式の提唱、観光企業や従業員への扶助といった三つの提案を出しました。
世界観光機関(UNWTO) のポロリカシヴィリ事務局長は式辞で、「UNWTOがWTCFやその他の国際機関と手を携えて本会議を開催する目的は、多国間協力によって世界観光業の発展に自信を付けるためだ」と述べました。
文化と旅遊部の胡和平部長があいさつを行う
文化と旅遊部の胡和平部長はあいさつで、「本会議の開催は、世界観光業が一致団結して困難を乗り越える決意を表している。中国は世界各国と協力を深め、経験を分かち合い、ともに業界の繁栄と発展を促していく」と抱負を語りました。
世界観光都市連盟(WTCF)理事会執行副会長を務める
北京市の王紅副市長が基調演説を行う
世界観光都市連盟(WTCF)理事会執行副会長を務める北京市の王紅副市長は基調演説で、「われわれは感染症の予防と抑制を重んじながら、観光業の再開に取り組んでいる。いち早く観光業再開の系統的計画を打ち出すことは、世界観光業のグリーンで持続可能な発展を全面的に促すだろう」と期待を寄せました。
世界観光都市連盟(WTCF)秘書長を務める北京市文化と旅遊局の陳冬局長が
「新型コロナウイルス感染症対策における都市観光業の再開と振興に関するガイドライン」を発表
世界観光都市連盟(WTCF)秘書長を務める北京市文化と旅遊局の陳冬局長は、「新型コロナウイルス感染症対策における都市観光業の再開と振興に関するガイドライン」を発表し、都市観光業の再開と発展に関する基本規則を紹介しました。会議では、「新型コロナウイルス感染症対策における世界観光業の再開と発展報告」が発表され、グローバル観光都市の観光再開におけるソリューションの分析などの知見が提供されました。
本会議の主催側であるWTCFは2012年に北京市の提唱で発足した世界初の都市を主体としたグローバル国際観光機関です。(Lin、CK)