北京
PM2.577
23/19
中華老字号巡り「富春茶社」
江蘇省の揚州市に観光に行けば、「必ず富春茶社に行かなければならない。富春茶社ではお茶の魁龍珠を飲まなければならないし、三丁包子(中華まんじゅう)を食べなければならない」といわれています。
揚州市には広州に負けないぐらいの早茶(ヤムチャ)文化があります。朝、茶館やレストランに行ってお茶を飲みながら、朝ご飯にまんじゅうなどの軽食を食べる習慣があります。揚州でその早茶を楽しめる一番有名な店は富春茶社です。
富春茶社の前身は1885年に創設された茶館(喫茶店)で、現在はレストランとなっています。ここでは、花、お茶、まんじゅうなどの伝統的な軽食、揚州料理を楽しめます。
1885年に、創設者の陳靄亭は「富春花局」という花屋を立ち上げました。1910年、その息子の陳歩雲が花屋を受け継いで、花屋に茶館を設けることにしました。この茶館では魁龍珠というお茶が一番人気的です。これは杭州の龍井茶と安徽省の魁針(両方とも緑茶)に珠蘭(シランの別名)花の香りをつけてできたお茶です。来店客は、お茶を飲みながらおしゃべりしたり、将棋を指したりして、午前の時間を楽しく過ごします。詳しい内容については、是非、この時間の番組をお聞きください。(まとめ:任春生)