北京
PM2.577
23/19
「ハイウェイ北京」、今日は2兆円以上の規模をもつ中国アイス市場の話題やデジタル人民元の話、さらに深センで構築された中国初のスタンドアローン型5Gネットワーク、それに中国の現代化鉄道網の整備などについてお伝えしました。
●中国では去年、全国アイスクリーム市場の規模は1380億元(約2兆1000億円)に達し、世界一のアイス消費国になりましたが、1人あたりの消費額は先進国よりはるかに低く、今後も大きな発展の可能性があります。アイス市場では外資系ブランドが高級市場や中級市場、国産ブランドが中級市場、さらに地域的な老舗メーカーと多数の中小企業は中級・低級市場をそれぞれ占めており、小さなアイスが一大産業へと成長しています。
●中国はこのほどデジタル人民元の試行エリアとして北京・天津・河北、長江デルタ、粤港澳グレーターベイエリアなどを決めました。デジタル人民元は現金に取って代わる、紙幣をデジタル化したもので、機能と属性は紙幣と全く同じです。現在人気のモバイル決済アプリWeChatペイやアリペイと違い、デジタル人民元の決済・振り込みには銀行カードとの紐付けが必要ではありません。
●中国初のスタンドアローン型(SA方式、既存4Gコアネットワークに頼らない、単独運用のシステム構成)の5Gネットワークが深センで整備されました。同市では8月14日時点で5G基地局数が4万6480ヶ所に達し、その密度は世界一となり、全国で率先して5G時代に突入しました。
●このほど発表された「新時代交通強国鉄道先行計画綱要」によりますと、中国は2035年までに現代化鉄道網を完成することになりました。2035年までに全国鉄道の総延長は高速鉄道7万キロを含む20万キロメートル前後に達し、人口20万人以上の都市すべてに鉄道が、50万人以上の都市に高速鉄道が通じます。また、高速鉄道のスマート化を完成し、世界鉄道科学技術革新で中国を優位に立たせます。
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