【CRI時評】ポンペオ米国務長官、欧州で壁に突き当たる

2020-08-18 09:40  CRI

 ポンペオ米国務長官はこのほど、チェコ、スロベニア、オーストリア、ポーランドの欧州4カ国歴訪を終えた。同氏は今回の訪問で引き続き、いわゆる「中国の脅威」を吹聴し、反中同盟の構築を企んでいる。

 ポンペオ氏の行程を見れば、それが入念に計算されたものであることは明らかだ。米欧間の溝は現在、新型コロナでの国際協力やイラン核協議、ロシアが進める欧州向けガスパイプライン計画「ノルドストリーム2」などをめぐってさらに深まっている。こうした中、同氏は訪問先として「聞き分けの良い」と思う国をわざわざ選び、米大統領選挙で現政権に「加点」しようと試みている。

 しかしながら、現在の米政権が、自分だけの利益のために盟友に害を及ぼしていることは枚挙にいとまがない。欧州の国々はこのことを以前からはっきりと理解しており、「アメリカ・ファースト」のための踏み台となることを望んでいない。まさにそれ故に、ポンペオ氏は今回の訪問で唾を飛ばしながら中国の悪口を言ったが、かえって盟友にメンツをつぶされてしまった。

 例を挙げよう。ポンペオ氏が中国の5G(第5世代移動通信システム)関連企業を「国家の安全を脅かす」と中傷したのに対し、チェコのバビシュ首相は「チェコは主権国だ」とした上で、「チェコはいかなる実際の安全上の脅威にも直面していない」と答えている。オーストリアのシャレンベルク外相も「オーストリアの政策は、ある企業を禁止または制限することではなく、信頼できる情報システムを構築することだ」と述べている。

 中国と中東欧諸国の間には歴史上、地政学的な対立はなく、現実においては資源や技術、市場などで密接に協力し、幅広い共通の利益がある。2012年の中国-中東欧諸国協力メカニズムの設立以来、二者間の貿易の伸びは50%を超えている。「中国はパートナーでありライバルではない。好機であり脅威ではない」。これは中東欧諸国を含む欧州でますます共通認識となっている。(CRI論説員)

ラジオ番組
10月29日放送分
00:00:00/00:00:00
  • ハイウェイ北京<月曜日>の担当者 劉叡琳_fororder_周一刘睿琳130
  • ハイウェイ北京<火曜日>の担当者 王小燕&斉鵬_fororder_周二小燕齐鹏130
  • ハイウェイ北京<水曜日>の担当者 謝東&劉非_fororder_周三谢东刘非130
  • ハイウェイ北京<金曜日>の担当者 劉叡&孟群_fororder_周四刘睿孟群130
  • ハイウェイ北京<金曜日>の担当者 任春生_fororder_周五任春生130
  • ハイウェイ北京<週末篇>_fororder_北京直通车周末篇
特集ダイジェスト
最新コラム
新華社_fororder_12日中友好協会_fororder_11人民網日本語版_fororder_10人民中国_fororder_9中国網日本語版_fororder_8東方網日本語版_fororder_7JAPAN online_fororder_5
UTYテレビ山梨_fororder_4中華網日本語版_fororder_3東方通信社_fororder_2中国百科検定_fororder_132959111934859451北京観光_fororder_1
李阳