【CRI時評】中国で政府への信頼度が90%超の理由

2020-07-29 09:59  CRI

 米ハーバード・ケネディスクールの専門家3人はこのほど、中国で10年以上にわたって実施した調査を通じて、中国国民の中央政府への満足度は93%を超えるとの結論を出し、中国共産党の強大な強靭性は国民の広範な支持に由来するものだとの見方を示している。世界的大手PRコンサルティング会社エデルマンが先ごろ発表した調査でも、中国人の自国政府への信頼度は95%と高く、3年連続で世界ランキングの首位となっている。

 中国政府はなぜ高い信頼を得られるのか。その理由は、新中国成立から70年余りの間に、かつて貧しく弱かったこの国が世界第2位の経済大国へと成長し、人々の暮らしも天地がひっくり返るほど大きく変化したことにあると言える。付け加えて言うと、今回の新型コロナウイルスの流行では、中国がわずか3カ月余りで感染拡大をほぼ抑え込んでいることも国民から評価されている。

 中国人は苦労して勝ち取った平和を大事にしている。米国が他国で試みている動乱の扇動や政権の転覆に対しては高度な警戒を保ち、米国が国際社会で起こした流血を伴う衝突や社会不安、国家滅亡に対しては明確な認識を持ち、類似の事件が中国国内で発生することは絶対に許さない。

 現在、米国で確認された新型コロナ感染者は400万人を超え、死者は14万人超となっているが、米国の政治家らは相変わらず責任転嫁や党派間の争い、中国包囲に忙しく、多くの米国人の命が失われるのをなすすべもなく眺めている。

 米AP通信と米シカゴ大学の全国世論調査センター(NORC)がこのほど発表した世論調査結果によると、米国人の8割が「米国は間違った方向に向かっていると思う」と答えており、この割合はトランプ政権発足以来、最も高くなった。またエデルマンの調査でも、米国人の自国政府への信頼度は48%にとどまり、世界平均の65%を大きく下回っている。中国を攻撃することは、国内問題を解決するための「万能薬」ではない。中国共産党を中傷しても、トランプ政権が民心を失っていることを覆い隠せない。(CRI論説員)

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