【CRI時評】中国、ヒステリックな米国政治屋に断固反撃

2020-07-25 12:05  CRI

 中国外交部は24日、中国は米国の成都総領事館の設立と運営許可を取り消すことを決め、同総領事館のすべての業務と活動を停止するよう具体的に求めたと在中国米国大使館に通知した。これは、米国がこのほどヒューストンの中国総領事館を閉鎖するよう強要したことに対し、やむを得ずとった中国の対等な対抗措置だ。これは幅広い米国の一般国民に対するものではなく、個人の利益のために中米関係をからめとった米国の極めて少数の反中国勢力に対する断固とした反撃であり、中国が自国の尊厳と権益を守るという断固たる意志を表しており、外交慣例に合致し、正当かつ必要な措置だ。

 一国の大使館と領事館は国の主権と尊厳を代表しており、二国間の公式及び民間の交流を促進するための「架け橋」でもある。 中米国交樹立以降、米国の中国大使館と領事館は、「外交関係に関するウィーン条約」と「領事関係に関するウィーン条約」の規定にしたがって米国での業務を行ってきた。中国が米国で開いた初の総領事館であるヒューストンの中国総領事館は一貫して国際法と現地の法律を順守し、中米各界のさまざまな分野での相互理解と協力の促進につながる多くの友好的な取り組みを行ってきており、米国社会に十分に評価された。

 今日、米国の政治屋は傲然と合法的に運営している大使館と領事館に魔手を伸ばし、さらには「もっと多くの駐米中国領事館の閉鎖を命じる可能性がある」と叫んでいる。このことは、極端なイデオロギー的偏見と冷戦思考にとらわれている米国の政治屋の良識を喪失した策動のもとで、米国の国益は政治的私利によってからめとられ、中米両国の人々の間の友情の架け橋は「強制的に取り壊され」、さまざまな分野での人的交流はこれまでになく阻まれていることを、世界の人々にはっきりと見せることになった。

 中国は平和を愛する国として、終始戦略的次元と長期的視点から中米関係をとらえており、意見の相違を建設的な方法で適切にコントロール・処理し、米国と「新冷戦」と戦う意​​図はないことを一貫して主張してきた。中米関係の健全で安定した発展が中米双方の利益に合致するだけでなく、世界の平和と安定にも貢献していることを中国は熟知しているからだ。だが、中国が平和的発展を堅持することは、主権、安全保障、発展の利益を損なう苦い果実を飲み込むということではない。今回、米国がヒューストンの中国総領事館の閉鎖を命じたことに対してとった対等な対抗措置は、中国人は自身の正当な権利と利益を守る決意は揺るぎないものだという明確なメッセージを発した。

 「協力は双方に利があり、争えば傷つく。協力が唯一の正しい選択だ。」これは歴史を総括したもので、将来の指針となるはずだ。 歴史の流れを逆行させることに熱を上げている米国の政治屋たちにこうしたことをやめるよう忠告する。もし彼らがとことんまでやるならば、中国の断固とした反撃を受け、全世界にさげすまれることになるだろう。(CRI論説員)

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