北京
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抗日戦争の全面勃発から83年、全国の抗戦記念館を巡る(2)
7月7日は中国人民抗日戦争の全面勃発から83周年の日でした。この日を記念し、今週の番組では、先週に続いて抗日戦争と関連する国内の主要な記念館を巡って、歴史における大きな事件を偲んで、平和の大切さを伝えてまいります。
まずは、山東省棗庄市にある台児庄大戦記念館です。1938年、台児庄を中心に、山東省の南部で、中国軍隊は日本侵略軍と血戦しました。旧日本軍を1万人以上殲滅し、抗日戦争の初期に収めた重大な勝利となりました。この歴史を記念するため、1993年に開館しました。
2番目は山西省陽泉市の西南5キロにある獅脳山に立地している百団大戦記念館です。1940年8月から、八路軍合計105の団(連隊)は華北地域で4月にわたって日本侵略軍と1824回激戦し、旧日本軍を2万人以上殺傷しました。抗日戦争期間中、中国軍隊が積極的に出撃した大規模な戦役となっています。この歴史を記念するため、1985年に開館しました。
3番目は重慶市にある重慶大爆撃惨殺事件遺跡です。1938年から1944年まで中国侵略日本軍は、国民党に降伏をせまるため、臨時首都だった重慶を空爆し、市民を無差別に爆撃したことで、死傷者3万8600人余りを出しました。この悲惨な歴史を記念するため、1987年7月6日開館しました。
4番目は中国人民抗日戦争勝利受降記念館です。1945年8月21日から23日まで、中国人民抗日戦争勝利受降式が、湖南省の芷江県で行われました。中国陸軍の何応欽総司令は中国を代表して、今井武夫総参謀副長が代表する日本軍の投降を受け入れました。この歴史を記念するため、1985年に中国共産党芷江県委員会は、受降記念館を建設し、9月3日に開館しました。
5番目は中国戦区侵華日軍投降調印式旧址です。1945年中国戦区日本軍降伏調印式が南京の陸軍総部で催されました。中国侵略日本軍の岡村寧次総司令官が日本を代表して降伏文書に調印しました。中国陸軍の何応欽総司令は、中国を代表して、日本の降伏文書を受け取りました。調印式が行われた場所は今、東部戦区司令部軍史館となっています。詳しくは番組をお聞きください。(まとめ:任春生)