北京
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抗日戦争の全面勃発から83年、全国の抗戦記念館を巡る
7月7日は中国人民抗日戦争の全面勃発から83周年の日でした。この日を記念し、今週の番組では抗日戦争と関連する国内の主要な記念館を巡って、歴史における大きな事件を偲んで、平和の大切さを伝えます。
まずは、遼寧省瀋陽市にある九・一八歴史博物館です。1931年9月18日に、旧日本軍が奉天(現在の瀋陽)で九・一八事変を起こしました。これは第二次世界大戦の東方戦場における戦争の始まりとなり、この歴史を記念するため、1991年に開館しました。
2番目は中国人民抗日戦争記念館です。この記念館は北京市豊台区盧溝橋の近くにあります。1937年7月7日、旧日本軍が盧溝橋付近にある中国軍に発砲し、中日間の全面戦争の発端となりました。8年間も続いた抗日戦争の歴史を展示するため、全国最大の総合記念館として1987年に開館しました。
資料図
3番目は侵華日軍南京大虐殺遇難者同胞記念館です。この記念館は南京市建鄴区水西門大通りにあります。1937年12月13日、旧日本軍は南京を陥落させた後、南京とその周辺で6週間にわたって計画的かつ組織的に大虐殺、性的暴行、放火及び略奪などを行いました。30万人以上に及ぶ無辜な市民と武器のない中国軍捕虜が虐殺されました。世界を驚かした悲惨な歴史を記念するため、虐殺の発生地の1つである江東門集団虐殺遺跡及び遇難者集団埋葬地の上で記念館が作られ、1985年に開館しました。
4番目は上海淞滬抗戦記念館です。この記念館は上海市の宝山区にあります。1937年8月13日、淞滬会戦(日本では第二次上海事変と呼ばれる)3か月にわたった戦闘で、旧日本軍は死傷者が4万人、中国軍隊は死傷者が30万に上りました。1932年に発生した一・二八事変と上海淞滬抗戦の歴史を記念するため記念館が作られ、2000年1月に開館しました。(まとめ:任春生)