北京
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今年3月27日に予定されていた全米公開を7月24日に見合わせていた待望のディズニー映画『ムーラン(中国題:花木蘭)』ですが、このほど北米での上映を8月21日に再延期することを発表しました。新型コロナウイルスの猛威が続き、ニューヨークやロサンゼルスの多くの映画館が7月に予定していた営業再開を果たせなかったことが、その理由です。
中国の人気女優・劉亦菲(リウ・イーフェイ)が主演を務める本作は1998年公開のディズニーアニメ『ムーラン』の実写版リメイクで、中国の南北朝時代の叙事詩『木蘭辞』をベースに、父に代わって軍に入り、男装して敵と戦う少女・花木蘭(ファ・ムーラン)の活躍を描いたストーリーです。劉亦菲をはじめ李連傑(ジェット・リー)や甄子丹(ドニー・イェン)、鞏俐(コン・リー)といった中国のトップスター陣がそろってハリウッド大作にキャスティングされた作品として大きく期待されています。
一方で、同時期に再延期を発表したクリストファー・ノーラン監督の新作『TENET テネット(中国題:信条)』も含めて、今夏公開のハリウッド大作は全てなくなり、映画ファンからは残念がる声が上がっています。日本でも『ムーラン』は本来4月17日に一般公開される予定でしたが、新たな公開日は2020年9月4日に決定。(ミン・イヒョウ 謙)