中日韓書道家によるオンライン書道展が開催

北京会場の様子

　「青山一道　同担風雨（同じ山を見る近隣同士、共に風雨に耐えていこう）」をテーマに、中日韓書道家によるオンライン書道展の開幕式および書道交流会が3日、中日韓3カ国で同時開催されました。

　中国人民対外友好協会の林松添会長、日本中国文化交流協会松浦俊海顧問、韓日文化交流会議の鄭求宗委員長、および中日韓3カ国の書道家が、それぞれ北京、京都、ソウルの会場からオンラインの形で開幕式に出席しました。書道家たちは作品を制作し、ネットを通じて会話を行い、互いに助け合う深い友情と平和友好への期待を表しました。

林松添会長

　林松添会長は挨拶で、「新型コロナウイルスと戦う中、隣国である中日韓3カ国は互いに助け合い、共に困難を乗り越える精神を表した。書道は中国を起源とし、日本や韓国などの国でも普及している。今回の書道展を通じて、書の美を楽しんでもらうと同時に、新型コロナウイルスと戦っている世界中の人々に祝福の意を伝えたい」と述べました。

松浦俊海顧問

　松浦俊海顧問は、「新型コロナウイルス感染が深刻な中、日中韓3カ国はオンライン書道展を共催し、暗闇を照らす光のように、文化の力によって人々を元気づけている」と語りました。

鄭求宗委員長

　鄭求宗委員長は、「3カ国が文化交流を通じて友情と協力を深め、東アジアの平和と安定を共に推進していくよう期待している」と述べました。

作品を披露する蘇士澍中国書道家協会会長（右1）

　開幕式で、中日韓3カ国の書道家によるオンライン書道展（http://j.people.com.cn/206603/416164/index.html）の開幕も宣言され、3カ国92人の書道家による108点の作品が展示されています。（取材：李陽）