「ロマン主義」の若者の貧困村奮闘記

2020-07-03 16:19  CRI

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  胡鈞溥さんは3年前に23歳で貴州省威寧イ族ホイ族ミャオ族自治県石門郷団結村に赴任した若者です。2016年に貴州大学を卒業しました。北京、上海、広州などの大都市での就職を希望している同級生と異なり、「農村部に行くこともある種の選択ではないか」という思いから、この山奥にある村を選びました。当時、この村は48%の世帯が貧困世帯で、栽培する農作物はジャガイモやとうもろこしなどに限られていました。胡さんは、この時について「若者のロマンが現実にぶつかった」と振り返りました。また、土地は痩せ、交通が不便という現実もありました。

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 胡さんは、「この土地に合った産業の道を選ばなければならない」と心に決めました。調査を重ねていくうちに、耐寒性の強いニンニクの種類の栽培に目をつけました。今では、その栽培面積は約13ヘクタールに達し、売り上げは少なくとも120万元に達します。農家の収入はずいぶんと高くなりました。

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 翌年の2017年、養蜂の導入を企画しましたが、農家を説得するのに苦労しました。学費も含めて養成先の宿泊費、交通費など一切の費用を提供するという条件にもかかわらず、5人の枠に申し出る農家がなく、あれこれと説得した結果、やっと3人を集めることができました。

 2018年、蜂の巣箱10数箱で1万元以上の収入を得られるのを見て、養蜂農家が増えました。

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 3年間の努力が実りました。村は農業の産業化の形ができ、道路も整備されています。2019年末、団結村は貧困村から脱却しました。

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 赴任してから3年半。団結村を変革するという夢が叶いました。今ではこの村の共産党支部書記を勤める胡さんは、「大卒当初と比べて、自分はずいぶんと変わり、現実的になった。けれども、依然として若者としてのロマンは薄れていない」とその眼は未来を見据えています。(朱 星)

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