北京
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中華老字号巡り 同仁堂
同仁堂は1669年(清朝康熙8年)に北京で創業した中国を代表する漢方の専門店で、中華老字号(老舗)の一つに指定され、今日まで351年の歴史があります。
楽顕揚氏は、清朝の太医院(皇族貴族専用の病院)で勤務したときに、大量の宮殿秘方、古代、民間及び先祖から受け継いだ調剤方法を集め、1669年に、今の北京東城区の西打磨場で同仁堂薬室を開設しました。同仁堂は雍正元年(1723年)に清朝の御用薬商として、8代の皇帝に188年間にわたって起用されました。2006年には国家級無形文化遺産に登録されています。その代表的な薬には生薬を加工して作られた「中成薬」の安宮牛黄丸、牛黄清心丸、烏鶏白鳳丸などがあります。
現在、同仁堂グループは7つの子会社、2つの漢方薬を扱う病院のほか、2400の薬店(薬局)を経営しています。そのほか、原料を栽培・養殖したり、中成薬を加工したりする生産基地が36カ所、生産ラインは110本あり、20以上の剤型、2600種類の中成薬と健康食品が生産されています。351年の歴史ある薬店・同仁堂の詳しい内容については、是非、この時間の番組をお聞きください。(まとめ:任春生)