北京
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安徽省滁州市定遠県呉圩鎮西孔村の党総支部第一書記として貧困対策の責任者を務める王萌萌氏は、2013年7月に合肥工業大学の法学部を卒業後、この村に来て、起業や産業振興による村民の貧困脱却をけん引しています。
今年、新型コロナウイルス感染症の影響で、この村の90世帯余りが出稼ぎに行けなくなりました。収入源を断たれ、貧困状態に逆戻りする可能性が高まりました。これを受けて同村のある定遠県は、安徽省の油糧林(油を搾る目的で造られた人工林)の拡大計画とマッチングさせる形で県民に補助金を出し、造林を奨励し始めました。西孔村は200ムー(約13ヘクタール)余りの閑地を利用することで油糧作物の栽培を普及させ、貧困家庭の人々の再就職を実現させ、貧困への逆戻りを防ぎました。
感染症の発生後、王萌萌氏は春節休暇を返上し、村の感染対策の取組みに没頭しました。王氏をはじめとする幹部らの努力の甲斐あって、西孔村では感染者が1人も出ていません。王氏はまた、防疫物資の不足を解消することで人員不足も解決し、各企業の事業再開を後押しし、労働能力のある貧困者をすべて仕事に就かせました。
これまでの5年間に、西孔村では貧困家庭135世帯が貧困状態から脱出しました。王氏は、今後は現代農業をベースに農村観光を発展させ、貧困脱却の成果固めをしていきたいと語っています。(鵬、謙)