北京
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6月18日からNetflixで世界配信中の日本のアニメ映画『泣きたい私は猫をかぶる』が、中国でもByteDance社が開発運営するプラットフォーム「TikTok(抖音)」、「西瓜視頻」、「今日頭条」で好評配信中です。中国語のタイトルは『無限(直訳名:想哭的我戴上了猫的面具)』です。
本作は、中国公開も果たした『ペンギン・ハイウェイ (中国題:企鵞公路)』のスタジオコロリドが制作を手がけた長編アニメで、白い猫に変身できるという秘密を持つ少女・笹木美代(通称:ムゲ=無限大謎人間)と、彼女が好意を抱く同級生の日之出賢人との日々を描く恋物語です。監督は『美少女戦士セーラームーン』や『ケロロ軍曹』、『たまゆら』などで知られる佐藤順一と柴山智隆、脚本は中国ファンの間で「岡媽」の愛称で親しまれる岡田麿里で、声の出演は『女王の教室』や『14才の母』といったドラマにより中国でもファンの多い志田未来や、声優として活躍中の花江夏樹らが選ばれています。
今年6月5日に日本全国ロードショーを予定していた本作でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、4月29日に「劇場公開はせずに全世界でNetflix(中国ではByteDance)が配信する」と発表されました。
なお、中国での配信開始後は次のようなコメントが寄せられています。
「中国の怪奇ファンタジー『画皮 あやかしの恋』を思わせる感覚があった。この題材と設定でスリラー系や暗黒系にしたらもっと面白そう。黄豆粉(猫の愛称)の設定はよくわからなかった。時に腹黒で、時には優しいって?」
「ニャンコが最大の見どころ。恋愛の展開は中二病的だけど、納得できるものだわ。年頃の、誰にでもありうる時期だからね。」
「Netflixで配信って意外だなあ。設定はよかった!人間って失って初めて後悔をかみしめるものだね。世の中に恋愛しかないというならば、全てが簡単になると思う。映像も綺麗だった」
「新型コロナ禍の中で、遂に新作が出た!Netflix映画、最高!動物が人間に変身するという映画はいっぱい見てきたけど、今回は逆のパターン。作中の“仮面”は私もほしい。毎晩猫に変身して好きな人のそばにいたいわ」(ミン・イヒョウ 謙)