北京
PM2.577
23/19
「56の民族、56輪の花」(中国の少数民族)(再放送)
担当:孟群
今日は、孟群アナが担当する「56の民族、56輪の花」を再放送いたします。3回連続してお送りいたします。どうぞお聞きください。
まずはカオシャン族の話です。
カオシャン族は台湾省原住の諸民族を指し、2010年の統計では人口は50万近く。主要な居住地は台湾省中部の山間部、東部の太平洋沿海地域とその近くの島で、ほかに大陸部の福建省、浙江省の沿海地域にも少人数が居住しています。
ルーツは主に大陸南東部沿海一帯の古越人で、その後フィリピン群島と琉球群島から来た少数の住民と融合して形成されたとみられます…
次は、ホジェン(赫哲)族の話です。
ホジェン族は黒竜江省東部の黒竜江・ウスリー川・松花江の間の「三江平原」に居住する民族で、少数民族のなかで人口がとくに少なく、2010年の第6回国勢調査の結果、ホジェン族の人口は5354人でした。中国のほかに、ロシアにもホジェン族が暮らしており、ナナイ族と呼ばれます。
言語は満族語に近く、ツングース語派南方ツングース語に属し、文字はありません。かつては河川での漁労を生業としていました。1960年代から土地が大規模に開発されたことから、狩猟の資源が大幅に減り、ホジェン族は狩猟を放棄して漁業に専念するようになりました…
最後は、ロッパ族の話です。チベット自治区の南東部やインドとの国境近くに居住します。各国に住むロッパ族は全部で60万人と推定され、中国にいるロッパ族は2300人ほどで、国全体の少数民族の中で人口が最も少ない民族だとされます。1965年単一民族として認定され、言語はチベット・ビルマ語族に属します。民族の名前「ロッパ」とはチベット人がつけた名称で、南方の人を意味します。
詳しくは番組をどうぞお聞きください。