北京
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中華老字号巡り 呉裕泰
1887年に創業した中華老字号(老舗)の呉裕泰は、今日に至り133年の歴史があります。清朝光緒13年、安徽省歙県出身の呉錫卿は上京し、偶然お茶販売の商機を見つけ、今の北京市東城区北新橋あたりで、お茶の卸売の店・呉裕泰茶桟を立ち上げました。それ以降、北京や天津などを拠点に支店を続々と開設して、経営規模を絶えず拡大してきました。
今日の呉裕泰は、緑茶、紅茶、ジャスミン茶、ウーロン茶、プーアル茶、黒茶、白茶など国内で生産されたお茶を販売するほか、茶菓子、お茶のアイスクリーム、お茶のガムなどの関連商品の開発と販売、更に、壺や急須などの茶器の販売なども手掛ける株式会社になりました。
1997年から加盟店経営をしている呉裕泰は、北京と天津のほか、華北地域にも進出して、現在、500以上の店舗、配送センターとお茶文化陳列館をそれぞれ1箇所、茶芸パフォーマンスチーム2チーム、茶館(お茶の喫茶店)2店舗を展開しています。店舗数はお茶の小売り領域で一番多く、年間売上も4億元(約60億円)を超えています。
2008年に呉裕泰はお茶の会社の代表として、北京オリンピックにティーバック150万バックを提供したほか、メディア村で中国茶芸室を設置して、毎日国内外の選手に中国茶芸を披露していました。2010年、上海万博では中国茶の代表的な会社としてブースを設置し、中国茶の魅力を発信していました。133年の歴史あるお茶の会社・呉裕泰の詳しい内容については、是非、この時間の番組をお聞きください。(まとめ:任春生)