北京
PM2.577
23/19
「56の民族、56輪の花」(中国の少数民族)(再放送)
担当:孟群
今日は、孟群アナが担当する「56の民族、56輪の花」を再放送いたします。3回連続してお送りいたします。どうぞお聞きください。
1回目と2回目は蒙古族の話です。蒙古族は東アジアの歴史の古い遊牧民族。中国のほかに、蒙古、ロシアにも分布しています。また、トンシャン族、ダウール族、トゥ族、ボウナン族も蒙古族系の民族とされます。
2010に行われた第6回国勢調査で蒙古族が650万人でしたが、最新のデータで蒙古族の人口が1000万近くに達し、現在で蒙古族は全国の少数民族の中で9番目となりました。蒙古族の半分以上は内蒙古自治区に居住しています。このほか、新疆ウイグル族自治区、青海省、甘粛省、黒竜江省、吉林省、遼寧相などの蒙古族自治州、県に集中して暮らし、さらに、寧夏回族自治区、河北省、四川省、雲南省、北京市など、全国の広い範囲に居住しています。
蒙古族の文化は典型的な遊牧文化。主な生業はいわゆる牧畜の飼育。主にヒツジ、ウマ、ヤギ、ウシなどで、また、ゴビなどの乾燥地帯ではラクダが多く、山岳地帯ではヤクも飼われます…
次は、満族です。
2010年の国勢調査によりますと、満族の人口は1041万585万人で、全国のおよそ0.77%を占めており、全国少数民族のおよそ1割です。
満族の人口が百万人を超えた省には遼寧省と河北省があり、うち、遼寧省の満族は533万6895人、全国の満族の半分以上で、河北省には満族が211万8711人おり、全体の2割ほどです。このほか吉林省、黒竜江省、内蒙古自治区、北京市にも数多くの満族が居住しています。遼寧省、河北省、北京市、黒竜江省では満族は人数が最も多い少数民族となっています。
河北省の承徳地区には人口360万のうち、満族は3分の1ほどの120万に達しています。さらに清の時代に、承徳地区は北京に継ぐ2番目の政治の中心で、清の皇帝が避暑する行宮(あんぐう)がこの地区にあったことで、夏の多くのイベントがここで行われていました。地元の満族にとって、承徳は、第二の故郷とでも言われます…
詳しくは番組をどうぞお聞きください。