大ヒットの予感？！2020中国映画を大予測❸「年内公開の可能性50％」編

　「映画館やゲームセンターは完全予約制を導入することで再開していく」という国務院の方針の下、広東省広州市や貴州省、雲南省昆明市が近いうちに映画館を再開することを相次いで宣言しました。ほぼ4ヶ月もストップしていた映画シーンにどんな新作が登場するのか、期待が膨らみます。この企画では、これからヒットするかもしれない中国映画を一挙にご紹介します。今回は、年内公開が決まってはいるものの、今後の動向次第では中止にもなりうる、公開される確率50％の作品たちを取り上げます。

◎『拆弾専家2 (Shock Wave 2)』
監督：邱禮濤（ハーマン・ヤウ）
主演：劉徳華（アンディ･ラウ）劉青雲（ラウ・チンワン）倪妮（ニー・ニー） 
　劉徳華（アンディ・ラウ）が爆弾専門家を演じた2017年の話題のポリスアクション『SHOCK WAVE ショック ウェイブ 爆弾処理班（原題：拆弾専家）』の3年ぶりとなる続編。今作では、邱禮濤（ハーマン・ヤウ）監督が続投し、新キャストとして劉青雲（ラウ・チンワン）や倪妮（ニー・ニー）らが参加。

◎『鬼吹灯之天星术』
監督：サイモン・ウェスト（英）李依璠（リー・イーファン）
主演：張涵予（チャン・ハンユー）姜武（チャン・ウー）盧靖姍（セリーナ・ジェイド） 
　墓の盗掘や宝探しをテーマとした、作家・天下霸唱のベストセラー小説『鬼吹灯』シリーズの最新作。ついに足を洗うことを決意した「トゥーム・ハンター」の3人組がひょんなことから再び危険の宝探しに出かける様子を描いています。3人組を演じているのは張涵予（チャン・ハンユー）、姜武（チャン・ウー）と盧靖姍（セリーナ・ジェイド）です。

◎『赤狐書生』
監督：宋灏霖（ソン・ハオリン）伊力奇（イー・リーチー）
主演：陳立農（チェン・リーノン）李現（リー・シェン） 
　今旬な若手俳優、陳立農（チェン・リーノン）と李現（リー・シェン）がW主演する時代劇ファンタジー『赤狐書生』。陳立農が演じる若き書生と李現が演じる妖狐の友情物語となっています。新鋭の宋灝霖（ソン・ハオリン）と伊力奇（イー・リーチー）が手を組んでメガホンを取っています。

◎『深海』
監督：田暁鵬（ティエン・シャオポン）
　日本での公開も果たした中国国産アニメ映画『西遊記 ヒーロー・イズ・バック（原題：西遊記之大聖帰来）』（2015）の田暁鵬（ティエン・シャオポン）監督が5年ぶりに新作を発表。海底の世界を旅する少女を中心にした物語となっています。（ミン・イヒョウ　謙）