北京
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23/19
「映画館やゲームセンターは完全予約制を導入することで再開していく」という国務院の方針の下、広東省広州市や貴州省、雲南省昆明市が近いうちに映画館を再開することを相次いで宣言しました。ほぼ4ヶ月もストップしていた映画シーンにどんな新作が登場するのか、期待が膨らみます。この企画では、これからヒットするかもしれない中国映画を一挙にご紹介します。今回は、年内公開の可能性70%(かなり高確率)の作品を取り上げます。
◎『封神三部曲(Fengshen Trilogy)』
監督:烏爾善(ウー・アールシャン)
主演:黄渤(ホァン・ボー)費翔(クリス・フィリップス)李雪健(リー・シュエジェン)夏雨(シャー・ユー)
これまで何度も映像化されてきた中国古典神怪小説『封神演義』が、今回は『ソード・ロワイヤル(原題:刀見笑)』(2011)や『妖魔伝 レザレクション(原題:画皮2)』(2012)の烏爾善(ウー・アールシャン)監督により映画化。本作は3000年前の商紂王の治世を舞台に、人界・仙界・妖界の間の戦いと葛藤を描いた叙事詩的アクションファンタジー作品で、タイトル通り三部作となっています。中国で根強い人気を誇る原作ですから、映像化のたびに話題となっています。主演は、黄渤(ホァン・ボー)や費翔(クリス・フィリップス)、李雪健(リー・シュエジェン)、夏雨(シャー・ユー)などトップキャスト陣が勢ぞろい。
『749局』の撮影現場 陸川(ルー・チューアン)監督と王俊凱(キャリー・ワン)
◎『749局』
監督:陸川(ルー・チューアン)
主演:王俊凱(キャリー・ワン)苗苗(ミャオミャオ)鄭愷(ライアン・ヂェン) 李晨(リー・チェン)
『ココシリ(原題:可可西里)』(2004)や『南京!南京!(原題:南京!南京!)』(2009)、『項羽と劉邦 鴻門の会(原題:王的盛宴)』(2012)などにより日本でも名前が知られる陸川(ルー・チューアン)の最新作。タイトルの「749局」とは、超自然現象や超能力者を対象にした専門研究機関のこと。超自然や超能力の要素を取り入れながらも少年の成長をモチーフにした熱血冒険物語に仕上がっているそうです。主演は、超人気ボーイズグループTFBOYの王俊凱(キャリー・ワン)。一方で、この作品の撮影をきっかけに知り合った人気女優の苗苗(ミャオミャオ)と人気俳優の鄭愷(ライアン・ヂェン)が先日晴れて結婚を発表。キャスト陣のプライベートの動きも作品と共に注目されています。(ミン・イヒョウ 謙)