北京
PM2.577
23/19
「ハイウェイ北京」、今日は世界が注目する今年の両会議の「5つのキーワード」、「結婚後、賃貸は嫌」という中国の若者、2児をもつワーキングマザーの実態などについてお送りします。
●新型コロナウイルス感染拡大という特殊な年に開催される今年の全国両会議(全国人民代表大会・全国人民政治協商会議)は世界中の注目を集めています。新華社通信が両会議の「キーワード」をまとめて伝えました。それは経済運営、全面的な小康社会、公衆衛生、国際協力、対外関係です。感染収束後、中国経済の回復が全面的に加速しつつあり、これはグローバル経済の振興にプラスとなり、世界の投資家と消費者に信頼感を与えるものだとみられています。また、中国の貧困脱却の難関攻略、小康社会の全面的な完成という目標は、感染症の影響を受けておらず、感染症は中国の力強い発展プロセスにおける一つのエピソードに過ぎないとされます。
●個性、自由を主張する今日の若者は、家や車を持たずに結婚する「裸婚」に対してより寛容な態度を示すようになっているのか。その答えは「ノー」です。関連の報告によりますと、結婚後に賃貸物件に住むことについて、20代前半の若者の半分以上が「嫌だ」と答えました。その比率は40代、30代、ひいては20代後半より高く、若ければ若いほど、結婚後はマイホームに住みたいと強く願っていることが分かります。単に物質を追求する虚栄心が原因ではなく、結婚して二人の生活水準が独身の時よりも下がるのであれば、「独身でいたほうがまし」というのが彼らの本音のようです。この世代の若者は、「より多くの物が欲しい」とためらうことなく語り、考え方には余裕があり、結婚観はより理性的になっています。
●中国で一人っ子政策が緩和するにつれて二人の子供を持つワーキングマザーが増え、彼女たちにとって仕事と育児の両立はなかなか難しい課題です。そこで、1児の母親と比べ、2児の母親は専業主婦になる割合がかなり高くなります。関連の調査によりますと、二人っ子の母親の87%が1人で子どもの面倒をみており、そのうちの52%が専業主婦だということです。専門家は「二児をもつワーキングマザーは、子どもがまだ幼い頃は面倒を見るのに手間がかかる。条件が許すなら、家政婦を雇うか、親に頼んで手伝ってもらう方がよく、それが無理なら、妻と夫で家事を分担するべきだ」とアドバイスします。二人の子供を持つワーキングマザー2人を例にその実態をお伝えします。
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