北京
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中華老字号巡り 六必居
老字号とは、老舗にあたり、歴史が長く、その商品や技術、サービスなどが何世代にも受け継がれてきたもので、伝統文化の蓄積があり、消費者に幅広く知られ、良好なイメージをもっています。
1991年に、全国で1600社の企業に当時の国内貿易部から中華老字号の称号が授けられました。2006年から2009年の間には、全国で更に1600社の企業が商務部によって中華老字号に認定されました。
中華老字号は数百年にわたって商業と手工業の激しい競争の中で生き残り、その業種のリーダにもなりました。例えば、北京の中華老字号には、漢方薬の製造と販売を行う店・同仁堂、清朝の皇室や貴族、大臣や役人専用の靴を作る店・内連昇、清朝の皇族、貴族、役人および金持ちを対象に、シルクの衣料品を販売する店・瑞蚨祥綢布店、北京ダックの全聚徳、便宜坊などがあります。しかし、中国人のライフスタイルの変容とともに、中華老字号の発展は、消費者のニーズを掴みきれず、立ち遅れています。中華老字号と認定された企業にとっては、いかに若者を含む消費者のニーズを把握して新しい商品を開発し、販売していくかということが喫緊の課題となっています。
今日の番組では、明朝の中期から創業した漬物屋の中華老字号・六必居を取り上げてご紹介します。番組では六必居の名前の由来、歴史、商品のラインナップなどについて詳しくお伝えするので、是非、お聞きください。(まとめ:任春生)