【CRI時評】米国の政治家たちは香港問題でいまだに夢を見ている

2020-05-26 20:10  CRI

 全国人民代表大会年次総会が香港特別行政区に国家安全法とその執行メカニズムを整備することを議題に組み込むと宣言した後、米国のポンペオ国務長官を代表とする西側の一群の政治家が中国政府のこの措置を香港の「高度な自治」を失わせるものであると大仰に中傷し、中国に対していわゆる制裁を実施すると恫喝している。

 ポンペオ国務長官らのナンセンスな発言は、一言で言えばたわごとでしかない。香港は中国の香港であり、国家安全法を整備することは世界の慣例だ。国家の安全を擁護することはいかなる国にとっても、核心的な利益に関わることであり、口を挟む余地は一切ない。米国について言うなら、「国家安全法」「スパイ法」「外交使節法」など国家の安全利益を擁護する法律はひきもきらず、米国政府こそいわゆる「国家の安全」を口にして、あらゆるものを敵視している。

 まさに香港の多くの識者が指摘しているように、全国人民代表大会のこの決定は、国家の安全を深刻に脅かす極めて少数の行為を対象にしたものだ。決定が通過した後は立法のプロセスが開始され、これによって香港はより完全な法制度、より安定した社会秩序、より良い法の支配とビジネス環境を備えることができ、世界中の企業が香港でさらに発展することに役立つ。

 米国の政治家のパフォーマンスはただ、彼らが本心から香港のことを考えているのではなく、逆に香港がますます混沌とすることを願っており、火事場泥棒をもくろみ、人々の注意を感染症対策の失敗からそらし、ひいては香港の混乱と中国の発展を食い止めようとする企みを策動するものでしかないことを示している。

 中国政府の、国家の主権、安全、発展利益を擁護する決心、「一国二制度」の方針を貫徹する決心、いかなる外部勢力が香港問題に干渉することにも反対するという決心は断固として揺るがない。今回の全国人民代表大会が香港関連の国家安全法を議題に組み入れたことは、中国が反中香港暴乱分子と外部の反中国勢力が互いに結託して香港の社会秩序を破壊し、中国の内政に干渉することを決して許さないこと、香港は決して米国政府が世界覇権を維持するための犠牲にはならないことを表明したものだ。(CRI論説員)

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