北京
PM2.577
23/19
①埼玉県比企郡 松本 卓也
中国はいよいよ学校での授業が再開ですか。今日の謝東さん担当「キーワード北京」「ちょっと気になる言葉」でも、「复学」(fu xue) が取り上げられていましたね。中国では今回のコロナウイルス禍で一斉に休校となり、感染が収まってきたので再開する、という時にも「复学」というとのことでした。正に今の中国にふさわしい「キーワード」だと感じました。
食品や生活雑貨などの製造業を中心に、現代のグローバル社会は中国への依存度が強い、という話題も出ていましたね。星さんがおっしゃったように、私も、今の体制は一朝一夕にできたものではないので、すぐに変えることは難しいと思います。このコロナ禍ではグローバル社会のマイナス部分ばかりが露呈してしまいましたが、当然よい面も多々あるわけで、基本的に無理に中国から工場や会社を引き上げるのはおかしいと思います。ただ、この人類を襲ったコロナ禍はある種の教訓にはしなければなりません。
今回も笹川杯の南京郵電大学のキョウさんの作文、「すばらしい退歩」には聴き入りました。日本人のことを日本人以上に理解しようとする姿勢には感銘を受けます。「質素」「素朴」、たしかにこれは太古から我々日本人が好んできた「美・美徳」です。作文にもありました「枯山水」とか、あとは殺風景の美を歌う短歌とか、これらは「質素」なものの中に「美」や「実用」を見出しています。キョウさんはそこから、己の欲望を抑えひろい範囲を見渡す「退歩」という考え方を引き出し、日本人の性質や思考を哲学的に分析しています。洞察力に長け、非常におもしろい作文でした。
②松田 ひなた
はじめまして!現在大学3年の松田ひなたと申します。ポッドキャストでハイウェイ北京を聞き竹内さんを知り、質問がありましたのでメールいたしました。竹内さんに聞きたいことですので、問い合わせしても竹内さんからご回答はいただけないと思いましたが、CRI の方の意見もいただけたらと思いました。私も同じく、日本人の中国に対する印象の悪さに疑問をもっています。竹内さんのおっしゃる通り、メディアの影響が強く、それによって作られた世論だと思います。いまの20代も、もの心がつくときに日中関係が悪かったため、中国に良い印象をもっていない人が多いと感じます。
私は一度10日間程上海に行っただけですが、それでも都会的な上海と親切で明るくて大らかな中国の方が魅力的に映り、抱いていた悪い印象が180度変わりました。そこで質問です。ただの大学生が、今、日本の中国の印象を変えるためにできることは何かあるのでしょうか。やはり個人のSNSなどで発信していくことなのでしょうか。
③東京都葛飾区 中川 峰郎
今回の受信で興味深かったのは博物館や文化財のWEB観覧です。雲崗石窟もさっそくWEBで拝見しました。このような試みは全世界的に行われているのですが、中国の文化財に興味のある人は多いと思うので、他の文化財や博物館もみてみることにします。
以上のお便りを5月27日(水)のラジオ番組「中日交流カフェ」でも紹介しています。 水曜日のハイウェイ北京「二時間目」からお聴き下さい。
ハイウェイ北京・水曜日 https://japanese.cri.cn/radio/wednesday