【CRI時評】中国は終始、全世界の共通利益の擁護者

2020-05-25 09:58  CRI

 第13期全国人民代表大会第3回会議は24日午後に記者会見を行い、王毅国務委員兼外交部長が約2時間で国内外の記者の23の質問に答えた。王外交部長は主に新型コロナウイルス感染症流行下の国際関係や中国の主権問題、グローバルガバナンスなどの話題について、事実とデータを用いて回答し、世界規模の公衆衛生危機下で多国間協力を強化する中国の意欲や国家の主権を揺るぎなく維持する中国の決意、全世界の今後の発展に対する中国の考えを表明した。

 新型コロナウイルス感染症が爆発的に広がって以来、米国と西側の一部の政治家は、「政治ウイルス」を放ち続け、全世界の安定に重要な意義を持つ中米関係を妨害・破壊しようと図っている。ウイルスの起源問題について、王外交部長は、中国と米国の一部政治家との間の食い違いは「真実とうその間の距離」だと指摘した。また、中国は国際科学界によるウイルスの起源追跡に関する科学研究協力に開かれた姿勢を取っており、そのプロセスはプロフェッショナルなもので、公正さを持った、建設的なものでなければならないと強調した。

 中国による世界規模の防疫支援に対する米国と西側の中傷について、王外交部長は、中国にはいかなる地政学的目標や経済利益の計算もなければ、なんら政治的条件を付け加えたこともなく、その初志は、できるだけ多くの命を救うことだと強調した。

 王外交部長は記者会見で、中国は米国を変えようとするつもりもなければ、米国に取って代わるつもりもなく、米国は自分勝手に中国を変えることもできず、14億の中国人民が現代化へ進む歴史的なプロセスを阻止することもできないと率直に述べた。

 米国の一部の人間は、感染症対策の壊滅という苦境から抜け出すため、台湾や香港などの問題を吹聴することで中国を煩わせようとしている。これについて、王外交部長は記者会見で、中国のボトムラインに挑戦したり、14億の中国人民の国家統一を守る固い決意を読み誤ったりすることのないよう忠告した。

 グローバルガバナンスシステムの整備に向けた中国プランの提起について、王外交部長は、グローバル化を拒み、保護主義を復活させる行いは、いずれ行き詰まるに違いないと強調した上で、「グローバル化はより包括的で皆に利益が行き渡るように発展しなければならない」「多国間主義はより揺るぎない擁護と発揚を得なければならない」「グローバルガバナンスはより正確な改革と整備がなされなければならない」という三つの主張を提起。「ポストコロナ時代」のグローバル化の発展に方向性を明示した。

 王外交部長は記者会見で、「世界保健機関(WHO)への支持は人命救助に対する支持だ」と強調し、制度やルールのレベルから政治的要因による妨害を取り除き、WHOにより多くの資源を与え、発展途上国の公衆衛生事業への支持と投資を増やすことを提言した。

 王外交部長は、中国は責任ある大国として引き続き、世界規模の防疫に力の及ぶ限り貢献し、終始、世界各国の共通利益の側に立つと表明した。(CRI論説員)

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王帅