5月21日　木曜日

   ハイウエイ北京、今日の番組は今年の全国両会議（全国人民代表大会・全国人民政治協商会議）で代表・委員らの提言の重点や注目される焦点、感染症対応のために会期が適宜短縮される話、そして2019年衛星測位特許出願件数で中国が世界一をキープした話、さらに中国で最も稼げる業界に関する話題や、今年のアイスのトレンドなどについてお送りします。

●今年は新型コロナウイルス感染症から影響を受けた経済の回復が両会議のポイントであると見られています。消費券発給や中小企業への支援政策、新規インフラ整備への投資拡大、そして特別国債の発行、財政政策の包括的組み合わせなどが重点的に議論されます。同時に、第13次五か年計画目標の達成確保、イノベーションの牽引的役割の強化、新しいタイプの都市化と農業の現代化や、都市部と農村部の調和のとれた発展、環境にやさしい生産・生活方式の形成、生態環境の改善の加速、改革開放の深化や発展の新体制構築、それに国民生活の向上などが今年の両会の議題の焦点となるとみられます。一方で、感染拡大の防止対策として今年の全人代は会期と日程が適宜調整されることになっています。

●中国は2019年衛星測位特許の出願件数で7万件を突破し、世界一をキープしました。うち、測位体制に関する特許出願件数が最多で、全体の4割近くを占めています。地域分布では広東省が1万897件の保有件数で最多、北京市は2位、江蘇省は3位となりました。

●国家統計局が発表した2019年の平均給与データによりますと、全国都市部の非民間企業・機関に勤務する人の平均年間給与は9万501元（約144万円）に上りました。一方で、民間企業・機関に勤務する人の年間平均給与は5万3604元（約81万円）でした。平均給与が10万元（約150万円）の大台を突破した業界は、情報産業、科学研究・技術サービス業、金融業、医療・福祉業、電力・熱力・ガスおよび水の生産・供給業、文化・スポーツ・娯楽業の6業界でした。

●毎年この時期になりますと、アイスの様々な新商品が登場し、いわゆる「ネット人気商品」が次々生まれ、話題を集めています。活性炭アイスや塩漬け卵味アイス、タピオカ入りミルクティーアイスなど、ここ数年人気を博しているアイスは一風変わった味わいとデザインのものが多いです。一方で昔懐かしのアイスや中国の老舗ブランドとコラボしたアイス、さらには故宮や円明園、景山公園などの景勝地でしか味わえないアイスも高い人気を集めています。

   詳しくはどうぞ番組をお聞きください。（Mou、CK）