北京
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5月4日から5月10日まで、中国音楽界の歌手およそ130のグループが参加したオンライン慈善公演「未来を信じる(相信未来)」が北京、杭州、長沙という三つの都市で相次いで行われました。公演は音楽の力で感染症に悩まされている人々を鼓舞しようと願っています。この史上最大規模のオンライン慈善公演の参加者は延べ4億4000万人に達し、中国のSNSで話題になっています。中国メロディーは今週と来週2回に分けてこの慈善公演の様子をお伝えします。
未来を信じて、再出発の中国のために歌おう
新型コロナ感染症はすべての人々の生活を変えて、世界を不安定な状態にしていると言えるでしょう。オンライン慈善公演「未来を信じる」は、音楽と愛の力で人々が苦境を乗り越え、再出発しようと呼びかけています。まさに文化大革命時代に広く伝えられていた現代詩「相信未来(未来を信じる)」のように、不安と焦りの中にいる人々の心に光を照らすことを願っています。
友よ、揺るぎなく未来を信じよう
不撓不屈の努力を信じよう
死に負けない青春を信じよう
未来を信じよう、生命を愛そう
猛威振るう新型コロナに直面し、中国音楽界はいまだかつてないほど一致団結して、かつてのライバルも手を携えて、自分の音楽を通じて、人々が心の闇を抜けて、再出発することを激励しています。
慈善公演で最初に出場するのは上海虹室内合唱団で、合唱団のメンバー数十人が異なる地方にいながら、オンラインを通じて「さすらう小惑星のワルツ(流浪的小行星圆舞曲)」を歌い、未来への期待とうるわしい生活への憧れを表現しました。
中国音楽界の空前絶後の盛会
オンライン慈善公演「未来を信じる」は四つの公演からなり、中国音楽界のポップス、ロック、民謡、クラシックなど各ジャンルのミュージーシャンが集まりました。
史上空前の豪華キャスト陣には王 菲(フェイ・ウォン)、汪峰(ワン・フォン)らベテランミュージシャン、蔡徐坤(ツァイ・シュークン)、鹿晗 (ル・ハン)、王俊凱(ワン・ジュンカイ)ら人気新人歌手、また、鄧紫棋(タン・チーケイ)、林俊杰(リン・ジュンジエ)らの中堅的な存在、黒豹バンドなど中国ロック界の代表的なグループ、ピアニストラン・ランとユンディ・リらクラシックアーティストも参加し、中国音楽界の空前絶後の盛会となりました。
特別なオンライン公演、新しいやり取り
今回の慈善公演「未来を信じる」は大手インターネット会社テンセント(腾讯)やネットイース(網易)傘下のオンライン音楽プラットフォームをいかしてバラエティー番組形式でアーティーストのパフォーマンスを視聴者に届けました。観客達は公演に対して「弹幕(コメント)」や「打賞(投げ銭)」などの方式で歌手たちと直接やりとりをしました。また、公演中、歌手たちのパフォーマンスのほかに、医師や看護師、労働者らがコロナウイルスと戦う映像を流し、多くの観客を感動させました。
女性シンガー譚維維(タン・ウェイウェイ)の「如果有来生(もし来世があれば)」という歌の最後の部分では、多くの可愛い子供たちがオンラインで譚維維(タン・ウェイウェイ)に合わせて歌うシーンも印象的で、心温まるシーンとなりました。
番組の中でお送りした曲
1曲目 流浪的小行星圆舞曲(さすらう小惑星のワルツ)
上海虹室内合唱団が歌ったこの曲は、未来への期待とうるわしい生活への憧れを表現しました。
2曲目 就在这瞬间(この瞬間に)
この歌はミュージカルの主題曲で、ミュージカル俳優・阿雲嘎の表情豊かな歌声がミュージカル音楽の魅力を充分に表しています。まさに歩くCDようだと絶賛されました。
歌詞:
最後の瞬間
チャレンジを迎えよう
運命の呼び掛け
私がすべてを担い、
絶対に裏切らない
3曲目 如果有来生(もし来世があれば)
歌詞:
私たちは大草原の湖畔へ行き
渡り鳥の訪れを待ち望む
私たちが大きくなった時
可愛い赤ちゃんができるだろう