【CRI時評】黒い霧に覆われた米国の生物学研究施設、求められる真相の説明

2020-05-15 21:56  CRI

 ロシア連邦安全保障会議のニコライ・パトルシェフ書記によると、米国が全世界で設立した生物研究施設は200カ所を超えている。別の報道によれば、一部の研究施設の周辺で危険な伝染病の大規模な感染が発生したことがある。

 米国のメリーランド州にあるフォート・デトリックは全米最大の生物化学兵器基地であり、「米国政府の最もブラックな実験施設」、「化学兵器とマインドコントロールについての米国中央情報局(CIA)の秘密基地」とみなされている。また、昨年7月には米国疾病管理予防センター(CDC)が突然に一部の研究を停止し、さらに「国家の安全」を理由に関連情報の公開を拒否した。

 「ニューヨーク・タイムズ」は、停止された実験の中には「大衆や動植物の健康または動植物に関連する商品への深刻な脅威」となる毒素にかかわるものがあったと報じた。

 今年3月になり、CDCに対して「作業再開指示」が出されると、米国では多くのネット民がホワイトハウスの公式サイトに、当局が前年に研究施設を閉鎖した真の理由を発表し、研究施設で新型コロナウイルスを研究していたのかどうか、ウイルスが漏れたことはないのかどうかを明らかにすることを求める請願を書き込んだ。

 米国本土の研究施設ですら、このようにひどい状態だ。米国が世界各地で運営している莫大な数の生物学研究施設が、全世界の公衆衛生上の安全に多くの危害をもたらしているのではないかと人々が憂慮するのは、なおさら当然のことだ。

 米国の生物研究施設の多くは旧ソ連に属した国家にあり、それ以外にも東南アジアやアフリカなど多くの地域に設けられている。

 米国の生物学実験施設はすでに、人類にとっての共通の脅威だ。全世界が公衆衛生上の重大な危機に直面している現在、米国には自らに関連する真相をはっきりと説明してもらいたいものだ。(CRI論説員)

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