北京
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中華料理巡り、湖北省の料理
湖北省は長江の中流にあり、地形は丘陵、海抜の低い山と平原からなっています。また、全国で湖が一番多い省の1つで、千湖の省とも呼ばれています。そして、亜熱帯に位置し、太陽光の照射時間や雨量が豊富で、湿気が高く、ほとんどの地域で年間の平均気温は15度から17度、降水量も800-1600ミリリットルあり、農業・林業・漁業が発達しています。
食糧、特に米の生産が全国においてもランキングで上位を占め、淡水の魚介類の資源がとても豊富です。そして湖北省は東西南北の交通の要所にあり、食材や調味料を含む物産の調達にも便利です。
このような良い条件に恵まれ、湖北省料理は春秋戦国時代からスタートしました。楚の国の有名な政治家・詩人の屈原は、その著作「楚辞」に宮廷の名物料理20品以上を記録しています。これは、国内において文字記録が一番早い宮廷料理のメニューとなっています。そして、湖北省の随州市にある曽候乙墓で、春秋戦国の食器や容器など100点以上が発掘されました。名実ともに、湖北省料理はすでに数千年の歴史があると言えるでしょう。湖北省料理の詳しい情報については、是非、今日の番組をお聞きください。(まとめ:任春生)