北京
PM2.577
23/19
世界規模で新型コロナウイルスが依然として猛威を振るう中、米国のポンペオ国務長官らは休むことなく中国を攻撃し続けている。ウイルスの発生源が武漢研究所と根拠がないにも関わらず指摘を行い、中国への責任追及を呼びかけ、さらには中国の制度を攻撃する言論まで発している。これは中国のことならあらゆることに反対するというような冷戦のやり口だ。
しかし、多彩な世界の中において、善悪を政治制度によって判断してはならないのと同様に、人類共通の敵である感染症への戦いは、データ、結果、また国民の声でこそ判断されるべきである。
シンガポールを拠点とする独立世論調査業者「ブラックボックス・リサーチ」(Blackbox Research)がこのほど、国・地域ごとの政府の新型コロナウイルス対策に対する満足度調査の結果を発表した。それによると、対象となる23カ国・地域の中、中国大陸部住民の満足度が最も高かったのに対し、西側諸国の国民は政府の対応にあまねく不満を抱いていることが分かった。
23カ国・地域の内、7つの国・地域の指導者しか過半数の満足度を得ておらず、中でも、中国大陸の回答者の中で「満足」と答えた人が86%と最も高く、世界平均の40%を遥かに超えている。
ポンペオ長官はいつも「中国と米国は違う」などと口にし、米国がいかに先進的でパワフルなのかを誇示する。新型コロナによって、彼の話の一部分の正確性が証明された。それは「中国が首尾一貫して人の命を最重要視していることが米国と違う」ということだ。
WHOの統計によると、中部ヨーロッパ時間12日時午後6時現在、米国の新型コロナ感染者は累計129万8287人、死者7万8652人で世界最多となった。このまま自国の対応に専念せず他国への攻撃に執心すると、最後は自国民に責任を追及される結末になるだろう。(CRI日本語部論説員)