北京
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5月1日は「メーデー」、労働者の日です。メーデーは1889年7月に国際的な労働運動の指導者であるフリードリヒ・エンゲルス率いる第二インターナショナルがパリで開いた代表大会の中で定められました。
現在では世界80カ国で祝われる祝日となっており、中国では「五一国際労働節」または「労働節」と呼ばれています。中国は1949年12月に5月1日を労働節と定め、1989年からは5年に1度、全国労働模範(模範的労働者)など3千人を選出して奨励する取組みを実施しています。
中国では元々はメーデー当日だけが休日ですが、2000年から2007年までは7日間の大型連休となっていました。2008年以降からは再び1日のみの休日に戻っていました(土日とつながって連休になることはありました)。
ところが、去年12月11日の国務院の発表によって、今年の五一国際労働節は、5日間の大型連休になることが決定しました。
現在、新型コロナウイルスの感染拡大は中国では収束しつつあり、全国各地でそれぞれの業種が事業を再開しています。その中には観光業も含まれています。ただし、4月13日に文化旅遊部と衛生健康委員会が共同で通知を出し、観光地の予約制度を制定し、一日の観光客数を本来の入場制限の30%に収めることを指示するなど、感染防止の対策も並行して進められています。
すでに、今年の五一国際労働節の大型連休には多くの人々が観光に出かけるという統計結果も出ています。
詳しい内容については是非、この時間の番組をお聞きください。(まとめ:任春生)