【CRI時評】ポンペオ長官が逃れることのできない「四つの罪」

2020-04-28 21:53  CRI

 米国のキャンベル元アジア太平洋問題担当国務次官補とイエール大学法科大学院パウル・タシ中国センターのシニア研究員であるラッシュ・ドシ氏はこのほど、外交・国際政治専門誌『フォーリン・アフェアーズ』上で発表した文章で、全世界における公共目的の製品の供給に関連する問題があることや、全世界に危機対応を呼びかけ協調する能力と意欲の表明も拙劣であることを理由に、新型コロナウイルスの流行に直面した「ワシントンの態度表明は落第点」と論じた。米国のトップ外交官であるポンペオ国務長官も、その責めから逃れることはできない。

 第1の罪として、ポンペオ長官が推進する世界保健機関(WHO)への資金拠出の停止は、全世界を挙げての感染症との戦い、とりわけ最貧国や弱い立場の人々の予防・抑制活動にとって、百害あって一利もない。

 次に、ポンペオ長官は米国政府の感染症対策が「落第点」だったことを覆い隠すために、中国に絶えず濡れ衣を着せ、意図的に恨みと対立をあおり立てていることがある。このことで、国際的な感染症対策の協力への努力を再三にわたり台無しになった。

 また、感染症が人類全体に苦痛をもたらしているにも関わらず、ポンペオ長官はイランやキューバなどに「極限の圧力」をかけ続けることを推し進め、人道主義にとってのより大きな災いを作り出した。

 ポンペオ長官の4番目の罪として、米国国内の感染症への予防・抑制活動において何もせずに傍観していることがある。長官は民衆の命を顧みず、政治上の個人的利益だけをひたすらに追い求めた。

 新型コロナウイルス肺炎の流行は全世界にとって、第二次世界大戦が終結して以来の最も深刻な危機だ。無数の民衆の命が脅威にさらされている。しかしながら、ポンペオ長官はいささかの同情心を呼び覚まされることもなく、いささかの責任感が呼び起こされることもなかった。ポンペオ長官は感染症の大流行を個人の政治的資本を蓄積するチャンスとして、米国国内の保守主義勢力の歓心を買うためのパフォーマンスに全精力を注いだ。ポンペオ長官は自らの振る舞いにより米国国民の信用を失い、米国外交の信望を著しく損ねた。さらに、世界規模の感染症に対抗するための協力を損ね、米国に巨大な恥辱と災いをもたらした。ポンペオ長官がその罪から逃れることはできない。米国国民と国際社会による裁きを受けることになるはずだ。(CRI論説員)

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