北京
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習近平国家主席はこのほど陝西省を視察し、最初に訪れたところが秦嶺です。その際、習主席は、「秦嶺の生態系保全の護衛兵となれ」と警句を残しました。これは秦嶺の環境保全に対する重視を物語っています。
中国科学院生態環境研究センターのデータによりますと、陝西省秦嶺の2015年の生態系総生産(GEP)は8340億3100万元に達したことが分かりました。
習主席は秦嶺に着いた後、最初に牛背梁国家級自然保護区にある羚牛谷を訪れました。牛背梁の位置する秦嶺山脈は国家南水北調中部線プロジェクトの主要水源地です。2014年12月12日から2019年12月初め頃にかけて、秦嶺を源とする南水北調の中部線プロジェクトは水資源258億立方メートルを提供し、北京市、天津市、河北省、河南省の水の供給不足を緩和しています。
現在、秦嶺は中国人の飲用水供給と関連するほか、キクラゲ、漢方薬、茶葉などの農産物は地元住民を豊かにする宝物となっています。
2000年から2015年にかけて、秦嶺のGEPは3473億8600万元増え、増加幅は71.4%となりました。
20日ほど前に、習主席は浙江省を実地踏査し、港、中小企業、安吉余村、西湖を訪れました。習主席は2005年に余村で初めて「緑水青山就是金山銀山」(澄んだ水と青い山こそが金山であり銀山である)という理念を提唱しました。
習主席の陝西省視察のキーワードは貧困扶助です。最初の目的地である秦嶺で習主席は、「自然環境を大事にすれば、必ず報われる」と強調しました。習主席が指摘したグリーン発展の理念は人間、自然環境がともに大事だということを趣旨にしています。(殷、星)