北京
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中華料理めぐり・陝西料理(秦菜)
陝西省は春秋戦国時代に秦朝があった場所なので、陝西料理は秦菜とも呼ばれています。陝西省は中国の歴史において極めて重要な位置を占めるため、その料理と食文化は歴史が長く内容も豊富です。中国伝統8大料理には入っていないものの、陝西料理は中国で最も古い料理系統の1つであることは間違いありません。
陝西省は、黄河の中流流域にあり、北山と秦嶺によって3つの地域にわかれています。省の北部は地形が黄土高原、気候が温帯気候、雨量が少なく、産物は家禽、家畜、ナツメ、甘草、リンゴが有名です。省の南部は亜熱帯気候で、雨量が多く、家禽、家畜、水産物、動植物の資源が豊富です。そのほか、クルミ、栗、キクラゲ、唐辛子などの物産も多く採れます。省の中部は関中平原が広がり、農業が発達しているため、物産が豊富です。これらの好条件に恵まれて、陝西料理は古くから発展して有名になりました。
陝西料理は、牛肉と羊肉がよく使用され、引き立った味付けが特徴です。では、陝西料理の特徴や歴史に関する詳しい情報について、是非、この時間の番組をお聞きください。(まとめ:任春生)